すぐ組み立てないで!組み立て家具の基本となる8つの手順

組み立て家具

日本の住まい事情でも理にかなっている「組み立て式の家具」は、多くの種類があります。

組み立て式家具は、部屋の中まで運びやすく、完成品よりも価格がリーズナブルですが、組み立てて初めて家具として使う事ができます。

今回は、組み立て式家具を出来る限りラクに組み立てる為の手順を紹介します。

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組み立て家具は準備と確認から

新しい家具を購入して到着すると、箱を開ける時のワクワクしますよね!

ですが、ワクワクしたまま明けてすぐ組み立て始めると、組み立てている途中で、不具合が出てきてしまうなんて事もあります。

プラモデルと一緒で、準備、確認をしてから組み立てないと部品が足りなくて後々面倒なことにもなりかねません。

まずは組み立てる場所の確保から

組み立てる前に、まずは部屋に広場を作っておきましょう。

組み立て家具は、結構なスペースを使って組み立てていくので、大型な家具ほど広くした方がラクに組み立てる事が出来ます。

また、床を傷つけない様にカーペットやジョイントマットの上で組み立てると良いですね。

家具を「組み立てる前」の手順

手順① 箱をキレイに開ける

まずは、家具を梱包しているダンボール箱をキレイに開けます。

理由は、何かあった時に箱に入れて返品できるようにする為ですね。

特にやりがちなのが、テープを剥いてしまう事、ガムテープはビリッと剥がさないで出来る限りキレイに開けましょう。

ガムテープを剥がすと段ボールも一緒に剥がれてしまったりするので、カッターや段ボールカッターなどで切れ目を入れて開けるとキレイに開きます。

もしもの時に返品しやすい様に、むやみにビリビリにしないようにして下さい。

手順② 緩衝材は捨てず部品は袋から出さない

箱を開けると部品を守る緩衝材と家具のパーツが入っていると思います。

ここでは、返品が出来るようにすぐに開けたり捨てたりしない事がポイントです。

発泡スチロールなどの緩衝材は折ったりしない、ネジや金具を袋から取り出さないで、まずは、入っている物をそのままの形ですべて取り出しましょう。

緩衝材やビニール袋などは全てゴミとなるものですが、入っていた形のままキープしておいて下さい。

手順③ 説明書を手に取る

部品を取り出して見やすくしたら、説明書を手に取ります。

開ける方向が合っていれば、多くは見えるところに説明書があるはずです。

もし説明書が見つからない場合は、パーツを持ち上げしたり、段ボールなどに説明書きがされていないかチェックしましょう。

手順④ 説明書に従いパーツのチェック

説明書に書かれている入っている内容の内訳をみながら、パーツ類のチェックを真っ先に行います。

ネジ、ボルト、ワッシャー、家具のパーツ、簡易的な工具などがあります。

ここでは、袋などから取り出さずに「全てのパーツの種類と、数を確認」してください。

何かが不足していたり数が足りない場合には、パーツ類をもらう為に、購入したショップへ問い合わせて新しい物を配送してもらいましょう。

ちなみ工具に関しては、一般的なプラスネジ、マイナスネジであれば、自宅にある工具で組み立てる事も出来ます。

工具が届くのを待っている時間も勿体ないですし、自宅に工具があるのであれば、自前の工具の方が使いやすい事も多いです。

手順⑤ 木材などの検品

数の確認が出来たら、次は検品です。手順④と一緒に行ってもよいですね。

  • 大きなキズが無いか
  • 大きなへこみが無いか
  • 折れたりしていないか
  • 曲がっていないか

の確認になります。

細かい傷ならまだしも、見た目を損なう大きなヘコミ、動作しない様な曲がりは、返品対象になってきます。

ですが、訳アリ品を購入した場合は、小さいキズや小さいへこみなどに関しては「補修跡があっても利用に問題が無ければご了承ください」とあったりします。

私が思うキズの妥協点としては、見えない部分ならいいやって感じです。

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家具を「組み立てる」手順

手順⑥ ネジの締め方とコツ

ネジの締め方にはコツがあります。

一つのパーツに対してネジが複数ある場合は、ネジを締め切らない状態の仮止めにしましょう。

仮止めにしたら、1本ずつ対角線で締め付けていきます。

例えばテーブルの脚一つに対してネジが4つある場合は、ネジを4つとも手で留めてしまい、そのあと工具で左下、右上、右下、左上といった順番で締めていきます。

※ネジが入らない場合は次の手順⑦を確認してください。

なぜ仮止めが必要かと言うと、

  • ネジ穴とパーツの穴が揃っていない可能性がある
  • 1本ずつ締めてしまうと穴がずれてネジが入らない
  • 仮止めしておくと1本ずつ締めるよりも効率が良い

と言った事がある為です。

ネジ穴がどれだけ正確内地で作られているかにもよりますが、締め付ける基本は、仮止めからの本締めすると覚えて下さいね。

手順⑦ ネジ穴の不良のサイン

ネジを締める時に気付きますが、見落としがちなのはネジ穴の不良です。

ネジがうまく入らない時は、ネジ切りと呼ばれるネジの穴を切る作業が不十分だったりします

ネジが入りづらいぐらいならまだ良いのですが、途中で止まる場合は曲がって入っている可能性もあるので、無理やり入れないで一度ネジを抜いて締めなおしてみましょう。

ネジは「工具を使わないで、手だけである程度ネジが入る」とベストですね。

無理やりネジを入れてしまうと、ネジ穴がつぶれてしまう、ネジの山がつぶれてしまう、ネジをなめてしまいバカになると言った、使えない状態にもなりかねません。

入りづらい場合は、ネジ穴をクレ5-56などの潤滑剤を吹きかけて滑らかにしたり、どうしても入らない場合は、一般的には販売店へ相談する形になります。

手順⑧ ネジ締めの力加減

ネジを締める力は、動く限り締め続けてしまうのではなく、普通に締めつけて止まったところから、時計でいうところの5分程度キュッと締めるぐらいで十分です。

理由としては、見た目以上にに力が加わっている事と、締め付けすぎるとネジが切れてしまう可能性があるからなんですね。

付属の簡易的な工具であれば、力もそこまではいりませんが、自前のドライバーや電動工具になると思ったより回ってしまったりしまいます。

ネジが切れてしまうと、締められないだけでなく、最悪外せない事態になります。

固定できれば良いので、ネジの締め付けの力、特に細いネジ類には注意しましょう。

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まとめ

ネジやパーツなどの付属品の確認は、組み立て家具では基本となるポイントです。

まずは袋から取り出さない、梱包材をグチャグチャにしないで、中身のパーツ、ネジの数など、全てチェックしてから家具の組み立てを行ってくださいね。

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