皆さん、デザイン家電と呼ばれる家電知っていますか?
家電を選ぶときに機能面だけでなく、見た目のデザインにもこだわっているデザイン家電も販売されています。
そんなデザイン家電で人気があるのがバルミューダ製品です。
バルミューダ製品は、多くのメディアでも紹介され、非常に高評価な宣伝になっているんです。
ですが、メディアなどでは褒めすぎていて評価が高すぎるので、そんなに良いの?と思ってしまうんですよね。
今回は、デザイン家電として知名度の高いバルミューダの特徴やポイント、そして実際に使った方の口コミ、レビューから見て価格に見合っているのかどうかを調べてみました。
今回は特に辛口になっていると思います。デザイン性だけでなく機能性と価格のバランスを見たい管理人による目線、意見になります。デザイン家電購入の参考、一つの指標として見て頂ければ幸いです。
バルミューダ製品の魅力
バルミューダ製品は、トースター、炊飯器、扇風機といった生活家電を販売しており、マットな質感などが目を惹くデザイン家電です。
また、一般的に売られているような炊飯器やトースターとは違う形をしていたりと、見た目のフォルムも斬新な形をしており、スッキリしているけどオシャレなデザイン家電と言えますね。
バルミューダ製品で揃えたら、抜群の統一感になるのは間違いないでしょう。
家電としてはどうなのか
バルミューダ家電のデザインは個人的にも好みなデザインです。
ですが、今回気になった事が家電としてはどうなのかと言った部分なんです。
と言うのも、家電として考えた場合はデザイン性だけでなく、
- 機能性
- 使い勝手
- メンテナンス性
など、色々な部分が求められています。
毎日使う家電になるほど、美味しさ、掃除のしやすさ、耐久性、価格などが優れていた方が満足度が高いと感じています。
それでは、バルミューダは果たしてデザイン家電だけなのか、それとも機能性や使い勝手も優れているのか、代表的なバルミューダ家電を2つピックアップしてチェックしていきましょう。
BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ トースター)
バルミューダの家電の中でも非常に人気があるのが、バルミューダ ザ トースターです。
デザインもスッキリとシンプルで、マットな質感なので高級感もあります。
レビュー件数も多く、買う前にじっくりチェックできるのも良いですね。
価格
価格は、公式サイト価格で22,900円(税別)となっており、トースターの中では高級なトースターの位置づけになっています。
Amazonや楽天市場で買える安いトースターなら3千円以下、コンベクションオーブントースターと比べても同等や価格が高い傾向にあります。
もう少しお金を掛ければオーブンレンジも変えてしまう値段なので、値段だけ見るとうーんと考えてしまう価格です。
関連 サクッもちっ絶品トースト♪美味しく焼けるトースターの選び方
関連 2人暮らしの料理をより便利に楽しくする「オーブンレンジ」の選び方
操作性
一般的なトースターと同じで、温度と時間のつまみで調整するので、直感的に操作できデジタル表示なので、時間の調整がしやすいのがポイントですね。
もう一つ特徴的なのが、水を注ぐ場所がある事です。
上部に付いている注ぎ口があり、トーストを焼く前に水を入れることで、スチームの効果で水分を逃がさず焼けるという事です
専用の計量カップも付いていて注ぎやすいですが、計量カップがミニチュアなので無くしそうです。
水を使うトースターは見かけないので、忙しい朝はひと手間増えてちょっと面倒な部分ですね。
機能面
水を加えてスチームの効果で食パンの水分を逃がさず、口コミやレビューの多くが、外はサクッと中はもちっとしたトーストになると言われています。
とは言っても、他社の水分を逃がしにくいトースターでも外はサクッと中はもちっとしたトーストになると言われているので、正直食べ比べて見ないと違いが分からないと思います。
焼き加減は食べ比べないと分かりませんが、バルミューダ ザ トースターは、トースト、チーズトースト、クロワッサン、フランスパンと言ったモードがあるのが特徴ですね。
まさに、パンを焼く為のトースターと言えるでしょう。
お手入れ
給水する部分などがあるので掃除できるの?と思ったのですが、色々外せてお手入れ出来るんです。
給水パイプ、トレイ、アミなどいろいろ取り外せるので、中のパーツを洗えるのは非常に良い事ですね。
これだけ外せて洗えるので、手間がかかると思うか、きっちり細かく洗えるから良いと思うか意見が分かれそうですね。
GOODな口コミ
- デザインが良い
- タイマーの音が良い
- 外はサクッ中はふわっと焼き上がる
見た目のマットな質感、タイマーの音など、デザイン家電として批判的な口コミが無いと言っていいほど評価が高くなっています。
そして気になるの焼き上がりは、外はサクッ中はふわっと焼き上がるトーストなど、パンの焼きあがりが美味しいとのレビューも非常に多くあります。
見た目だけでなくパンの焼き上がりに満足している人も多いんですね。
BADな口コミ
- 値段が高くオーブンレンジにすれば良かった
- 価格に見合ったほどの味ではない
- 焼き上がりにムラがある
- 1年位で壊れた
- 修理費が高い
- お手入れが大変
- 文字が小さく老眼だと見えない
2万円以上の価格なので、期待感が高くなっており、価格に見合っていないのでは?と言う部分がBADな評価に繋がっているようです。
美味しく焼けるとレビューがありましたが、違う種類のトースターと焼き比べ食べ比べたりして「価格に見合った味?」と疑問に思う人も居るようです。
中には、「トースターに霧吹きで水を与えれば似た感じに焼きあがる」と言われたとも。
また、故障が多く長く使用する生活家電としては高すぎる買い物、蒸気が出なくなる故障がある、トースターに霧吹きで水を与えれば似た感じに焼きあがるなど、故障に関する具体的なレビューもあります。
故障については、お手入れ具合や使用頻度もあるので一概に全て同じとは言えませんが、口コミが多いという事はそういう事なのかもしれませんね。
※Amazon、楽天市場の口コミを参考にしています。
総評
ネックになるのがやはり価格帯で、トースターにここまでのお金を掛けられるか、価格に見合っているか疑問に思う人が多いようです。
私としても、デザイン家電としてのトースターではないか、と言うのが正直な感想です。
他社のトースターで、高温で短時間焼き上げるトースターも外はサクッ中はふわっと焼き上がると評価が高いので、パッと買わずにじっくり比較して下さい。
料理上手の人や料理の幅を広げたい人なら、トースターは価格を抑えめにして、お金を出してオーブンレンジを購入したほうが良いでしょう。
デザイン性よりも機能面を重要視するのであれば無しですね。
BALMUDA The Gohan(バルミューダ ザ ゴハン)
BALMUDA The Gohan(バルミューダ ザ ゴハン)は、釜の様な形をした見た目にインパクトのある炊飯器です。
非常に可愛らしくもありスッキリしたフォルムは、さすがデザイン家電と言ったところですね。
今までの炊飯器にはないデザイン性なので、キッチンに置いておくだけでも目を惹くと思います。
価格
公式サイト価格で41,500円(税別)となっており、同じ3合炊きの炊飯器と比べると、各メーカーの上位モデルに近い価格帯です。
もう少しお金を出せば、5合炊きのメーカーが力を入れている炊飯器を買えてしまう値段です。
割引などもあるでしょうが、他の炊飯器を見てしまうと、デザインだけで割り切って買えるとはなかなか言えない値段ですね。
関連 ご飯が楽しみに♪美味しさにこだわる2人暮らしの「炊飯器」の選び方
操作性
お米を計って洗い釜に移したり、水を入れる部分は他の炊飯器と同じですが、バルミューダ ザ ゴハンは、釜を入れる前に外釜に水を入れます。
この水がスチームの効果になっており、内釜にはお米、外釜には水を入れるんですね。
スイッチの操作については、時間操作、炊き方のモード、炊飯とシンプルなので直感的に分かると思います。
操作性はさほど問題ないと思いますが、ただでさえかさ張る釜が2個ある事、水を入れなくてはいけない手間がかかってしまうのがマイナスポイントですね。
ちなみにですが、炊飯器の作りが生産地の台湾が関係しているのか、台湾の万能炊飯器と言われている「大同電鍋」に似ていますね。
機能面
まず、炊き方に関してはスチームで炊き上げるのが特徴的です。
100℃を越えない炊飯でお米を崩しにくい炊き方になっているという事で、炊き上がりも粒が立っているという事で、ご飯の炊きあがりにこだわっていると言えるでしょう。
問題になるのが、主婦の見方でもある機能、保温機能が無いという事です。
説明書きにも、炊いてから1時間以内に食べきる、食べられない場合はおひつへ移し替える、または、冷凍保存とありますが、なかなか難しいですよね。
炊きあがってしゃもじでほぐすのを忘れると、固まって大変なことになりそうです。
食べたい時に炊き立てじゃないとあたたかいご飯が食べられない、3食ご飯派だけど朝、昼、夜3回炊かないといけない、知らないと「えっ?」てなりますね(苦笑)
お手入れ
外釜、内釜、うち蓋の3種類が、毎回洗うパーツとなっています。以外にもシンプルではありますね。
問題となるのが釜が二つあるので、キッチンが狭いと洗いにくいかもしれません。
水きりで置くのではなく、拭いてから炊飯器に戻すのがベターかと思います。
ゴムパッキンもうち蓋に付いていて、シンプルなので分かりやすく洗いなれていくと思いますが、釜が二つあると言う点だけかさ張りそうではあります。
GOODな口コミ
- デザインが可愛い
- お米の粒がハッキリしている
- 甘みがあって美味しい
釜の様な見た目のデザインは今までに無い新しいデザインで気に入っている方も多いようです。
炊き上がりもお米の粒がハッキリしている、甘みがあって美味しいとのレビューもあります。
味については好みがあるものの、美味しいと言ったレビューが多いので、デザインだけでなくご飯を炊くと言う部分でも気に入っている人が多くいます。
BADな口コミ
- 値段が高い
- 保温機能が無い
- 他社の炊き上がりに負ける
- 炊飯時間が長い
この保温機能が有り無しは意見が分かれていますので、ライフスタイルによっては使い分けられるのではと思います。
ただ、保温機能が欲しい方にとっては、躊躇してしまう値段の様です。
炊きあがりの味については、好みや味覚にもよるので一概に美味しい美味しくないは決められませんが、高級家電として見られるので厳しい意見もあります。
また、合数は違いますが、似た価格帯のPanasonicのWおどり炊きと比較されているので、迷っている方は比較チェックしてみるのも良いでしょう。
※Amazon、楽天市場の口コミを参考にしています。
総評
一般的な炊飯器なら保温が当たり前になっている事もあり、保温機能が無い事がネックになりそうです。
BALMUDA The Gohan(バルミューダ ザ ゴハン)になると「ご飯の炊き上がりに間に合うように料理を作らなきゃ・・・」となってしまうので、共働きで帰る時間のバラツキがある2人暮らしでは、使いにくいと言った印象を持ちました。
保温がないのでおかずの出来上がりと、ご飯の炊きあがりを同時にするのはかなり難しいので、もし購入するのであれば、おひつの利用も考えたいですね。
食事ごとにご飯を炊きたい、食事の時間は毎回同じ、ご飯は余らない様に炊いている、冷めたご飯でもOK!と言った方向けの炊飯器ではないでしょうか。
食事の用意が炊飯器に縛られてしまうので、保温機能が必須な忙しい方やご飯だけでも予約して炊いておきたい方は無し、ですね。
まとめ
以前からあちこちで紹介されており、宣伝媒体では評価が高すぎるので気になってはいました。
ですが、私たち目線の使った方の口コミやレビューを見ると、デザインだけでなく機能面を見てしっかり吟味して選びたいブランドだと思いました。
幅広い人に使ってもらうような万人向けの商品とは言えませんが、高級家電にもなるので、デザインを初め機能的な部分に共感できるのであれば選択肢として選ぶのも良いと思います。