憎いギシギシ音を無くす!ベッドのきしみを減らす10個のチェックポイント

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ベッドを使用しているといずれやってくる、きしみ音は、実はどんな素材でも経験する問題なんです。

木製はギシギシする、パイプはギシギシするなど様々に言われていますが、使っているうちにどの素材もギシギシする可能性があります。

特に皆さんが家で組み立てるベッドフレームは、一度組み立てればメンテナンスフリーと言う訳ではなく、長期間の使用などできしみ音の原因になる可能性もあります。

今回は、憎いきしみ音を減らすための10個のチェックポイントを紹介します。

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きしみ音を減らすチェック場所

checkと書かれた付箋

全く音のしないベッドと言うのは難しいかもしれません。

ですが、きしみ音はチェックするポイントを知り、ひとつひとつポイントを抑えてチェックしていくと「きしみ音の対策」に繋がり、結果的に解決する事も多いです。

足の踏み場が無い程物が散らかっていると、きしみ音のチェックがしにくいので、まずは出来る限りベッド回りを片付けてからチェックしてみてくださいね。

チェックする場所
  • マットレス
  • ベッドフレーム
  • ネジや金具
  • ベッドを置いてある場所

マットレスのチェックポイント

マットレスのコイル

マットレス

【きしみ音の原因】

マットレスのコイルの劣化

【チェックする事】

マットレスに寝転がりきしみ音がするか

 

長年使用してマットレスのコイル(金属)が劣化す事で、きしみ音の原因となっている可能性があります。

数年使用している場合はマットレスをチェックする為に、実際に寝て寝がえりを打って耳を澄ませてみましょう。

キリキリ、カリカリ、と言ったような音がマットレス内で響くかと思います。

ベッドマットレスは、一ヵ月に一度定期的に裏表を返したり、上下左右ローテーションを行っていても、マットレスは約10年の寿命と言われています。

マットレスの中のコイルのメンテナンスは一般的には出来ないので、もし音がする場合はローテーションをして音がしない場所を探すしかありません。

コイルの金属音が大きくへたりが見られる場合は、マットレスの買い替えのタイミングでもありますね。

マットレスの位置ずれ

フレームとマットレスの境目

【きしみ音の原因】

マットレスがフレームに載っていない

【チェックする事】

フレーム・床板に正しく載っているか

 

落とし込みタイプのベッドフレームで無い、床板に乗せるだけのベッドフレームの場合は、ずれている事で寝た時の負荷が偏りが出てしまい、きしみ音の原因になっている可能性があります。

極端に言うとフレームからマットレスがはみ出していると言った事ですね。

掃除などでマットレスを移動させた場合には、フレーム、床板にしっかりマットレスが乗っているか確認しましょう。

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ベッドフレームのチェックポイント

床材とベッドフレームの隙間

ベッドフレームとすのこの床材

【きしみ音の原因】

床材とフレームの間にガタや隙間がある

【チェックする事】

ガタガタしたり隙間がないか

 

床材がガタガタしてゆがんでいたり、隙間が空いている事で床材とベッドフレームが干渉してしまいきしみ音の原因なる事があります。

対策は、すのことベッドフレームが設置する部分全てに、クッション性のある物を付けます。

フェルトやクッション性素材に両面テープを付けるか、少々割高になりますが、接着出来るフェルトも便利で使いやすと思います。

貼り付けるヶ所が多いですが、接地する面に全てに貼りましょう。

注意点としては、あまりにもびっしり張りすぎて、すのこがはまらなくなってしまう様だとベッドとして使用できなくなるので、その場合は、ガタが無くなる程度、設置している場所を中心に貼り付けましょう。

クッション性のあるフェルトなどを張る事で、床材とフレームの隙間が埋まるので、こすれによるきしみ音防止に繋がります。

ベッドフレームがきしみ音の原因となっているか

木のベッドフレーム

【きしみ音の原因】

フレーム自体に原因がある可能性あり

【チェックする事】

フレームからきしみ音がするか

 

マットレスは問題なく音がしない、床材とフレームもしっかり設置していれば、ベッドフレームがきしみ音の原因となっている可能性があります。

問題の場所を見分けるには、マットレスをベッドフレームから下して、フレームを揺らしたり、組み立て式のベッドフレームであれば、少しだけネジを緩めてフレームを軽く揺らすことで、きしみ音がする場所が特定出来る事があります。

ここでのチェックポイントは、きしみ音がする箇所の特定ではなく「フレームが原因かどうか」のチェックとなります。

ベッドフレームのヒビや割れ

木の板

【きしみ音の原因】

ヒビやキズ部分の動き

【チェックする事】

ベッドフレームにヒビや割れが無いか

 

ここでは、ヒビや割れが無いかベッドフレームの外観のチェックを行います。

パイプの素材ではなく木製のベッドふれーうが対象ですね。

このヒビや割れ部分が原因で、ベッドに寝た時にフレームのひずみが動いてしまうできしみ音の原因にもなります。

手軽に補修する方法としては、木工用のパテで埋める方法になります。

ただし大きく割れている場合は新しく買い替える方向で考えるか、購入したショップに相談したり、修復してもらう方が確実でしょう。

とは言っても大きく割れていると折れてしまう事も考えられるので、ベッドフレームだけ買い替えるのも手です。

ネジの緩み

レンチやラチェットなどの工具

【きしみ音の原因】

ネジが緩む事による金具・フレームのこすれ

【チェックする事】

ネジの緩みが無い様に増し締めをする

 

組み立て時にしっかり締めたと思っていても、寝返りなどで寝ている間に少しずつ緩んできますので、ネジの緩みでフレームやネジが干渉しあってきしみ音がしている可能性があります。

フレームのチェックする場所は、

  • サイドフレーム
  • ヘッドボード
  • フットボード

ベッドフレームを繋げている部分のネジを締めなおしましょう。

これは増し締めとも言われていて、組み立て家具では時々行いたい事なんですね。

このネジの緩みを軽減する金具として、スプリングワッシャーがあります。

スプリングワッシャーは、簡単に言うと切れ目の入っているワッシャーで、ネジが緩むのを軽減してくれます。

本格的なネジの緩み防止となると、ネジロックと言うネジのゆるみを防ぐネジ緩み防止剤もあります。

ネジを締めた後に、中強度のネジロック剤を付けておけば、緩みを防止する事が出来ます。

なかなか使う機会はないですが、こんな手もあると知っていただければ、DIYや家具の組み立てで役立つこともあるかもしれません。

金具同士のこすれ

レンチとネジ

【きしみ音の原因】

金属の金具同士のこすれ

【チェックする事】

金具同士がこすれない様にする

 

金具の擦れは、木製のベッドフレームよりも金属製のパイプベッドフレームでチェックしたい項目だと思います。

ベッドには人が乗り降りするので金具部分に少なくとも負荷がかかります。

この時、金具同士が動いたこすれも、きしみ音の原因のひとつになりますので、フレームを繋いでいる部分などの金具を掃除して、汚れを拭き取って動かない様に取り付けましょう。

パッと見では分かりにくいですが、ネジが緩んでいる事で金具が動いている場合もあるので、ネジの締まりもチェックしておきたいですね。

ネジや金具の汚れと劣化

多数のネジとナット

【きしみ音の原因】

ネジや接合部分の金具の汚れや劣化

【チェックする事】

金具とネジを外して掃除・チェック

 

細かいポイントにはなるのですが、ネジや金具の汚れを拭き取り、劣化していないかのチェックになります。

汚れや劣化がなぜきしみ音に繋がるかと言うと、ネジが緩みやすくなったり、締まりきらなくなったり、摩擦で滑りやすくなり結果的に緩みきしみ音に繋がると言えるんです。

徹底的にやる場合は、まず準備としてフレームを解体、ネジや金具をはずし、組み立てる前の状態にします。

ネジを外す場合には、ベッドフレームのきしみ音ポイントと合わせて行うとより効率が良くなります。

そして、除菌するアルコールや掃除用のエタノールで、ネジや金具の油分や汚れを拭き取って掃除します。

要らないシャツなど柔らかめの布で拭くとネジ部分の汚れが落ちやすく、余分な脂を取ってくれ脱脂する役目も出来てすぐ乾くのでオススメです。

「エタノールをネジの為に買うのはなぁ・・・」と言う方は、飲食店でも使われる消毒用エタノール「パストリーゼ77」が、キッチンやカビ掃除などにも使えるのでオススメです。

住まいのチェックポイント

フローリング自体のきしみ音

ベッドとフローリング

【きしみ音の原因】

フローリングがきしんでいる

【チェックする事】

寝室のフローリングのきしみ

 

フローリングに直接ベッドを設置している場合は、ベッドだけでなくフローリングと言う場所がきしんでいる事も間接的なきしみ音の原因のひとつです。

ベッド回りを歩いてミシミシ音がするとベッドを設置しているフローリングの可能性があります。

対策方法は可能であればフローリングがきしみ音のしない場所へベッドを移動させる事です。

可能性は高くないと思いますが、古いフローリングはフカフカしてきたり経年劣化してきてしまうのは仕方ない部分ですね。

床のきしみ音軽減にラグマットを敷くのもひとつの手かと思います。

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床の傾き

窓際のカーテンとフローリング

【きしみ音の原因】

ベッドを置いている床の傾き

【チェックする事】

フレームの足と床がしっかり設置しているか

 

床といえど完璧な真っすぐとは限らず、床が傾いていてベッドが平面に設置できていない為、ベッドのフレームへの加重の掛かり方が違うため、きしみ音に繋がっている可能性も考えられます。

この場合は、ベッドフレームの脚に滑りどめのゴム等でベッドフレームと床のガタを無くし、水平にする。

もしくはベッドルームや寝室の場所に余裕があれば、模様替えがてらに移動させても良いかもしれません。

ただし、水準器を使用しない限り、パッと見た判断では水平の状態はかなり難しいと言えますので、傾きがひどくない限りは重要性は低いと言えるでしょう。

まとめ

ギシギシと言うきしみ音は主にベッドフレームが原因です。

ベッドフレームがきしみ音の大きな原因となりますが、比較的簡単にチェックできるポイントは、ネジの緩み床板とフレームの干渉の2点になります。

この2点をまずはチェックすると解決する事もあります。

2人暮らしだとなおさら敏感になる「きしみ音の問題」は解決する事も多いです。

まずはネジの緩み、床板とフレームの干渉をチェックして出来る限りきしみ音を無くし、2人が快眠できる様にしましょう!

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