ベッドメーキングの代表と言えば、ホテルのベッドルームですよね。
ピンと張ったシーツに整った掛け布団、時にはデザインが施されたりとホテルに泊まる時の一つの楽しみでもあります。
ですが、一般の2人暮らしではホテルの様にベッドメーキングするのはなかなか現実的ではないんですよね。
何処までベッドメーキングを行う必要があるかは、ベッドアクセサリーの特徴を見て判断しても良いかも知れません。
全部やると手間と時間がかかる
普段からベッドメーキングをしているプロの方なら早いかも知れませんが、慣れていない方がベッドメーキングをやるとなると、手間と時間がかかります。
2人暮らしとなると2人分の寝るベッドを毎日ベッドメーキングする必要があります。
それでは、この2人分の手間部分も踏まえてベッドメーキングで使用されるベッドアクセサリーを見ていきましょう。
良く使われるベッドアクセサリー
枕カバー
枕カバーは、枕の中素材を包むカバーで汚れを防ぐ役割があるので、多くの方が使っているでしょう。
枕については、ほとんどの方が中素材のみで使用することはないと思いますし、枕カバーだけで敷くこともないので、枕と枕カバーはセットになってきますね。
関連 素材でほとんど決まっちゃう!?枕の選び方9つのポイント
掛け布団カバー
コンフォートカバーとも呼ばれ、掛け布団を包むシーツになります。
掛け布団だけよりも肌触りも良くなる事もありますし、掛け布団と違い、洗濯しやすいのも特徴です。
ベッドパッド
ベッドパッドは、マットレスの上に敷く汗を吸収したり、マットレスへの汚れを防ぐ役割があります。
関連 吸湿性がポイント!2人暮らしに合わせたベッドパッド素材の選び方とは
ボックスシーツ
マットレスとベッドパッドを包み込む箱(ボックス)の形をしたシーツですね。
ボックスシーツはフチ部分がゴムになっているシーツもあるので、シワになりにくく比較的ベッドメーキングしやすいアイテムです。
メイキングシーツ
ボックスシーツの箱型に対し、メイキングシーツ大きいシーツで、箱を包装するかのようにマットレスを包み、はみ出したメイキングシーツをマットレスの下へ折りたたみます。
ボックスシーツの方が一般的ですね。
ここまでのアイテムは一般的に使われているので、自然とベッドメーキングをしている方もいるかと思います。
次から挙げる項目は、馴染みのないベッドアクセサリーが登場します。
プラスαのベッドアクセサリー
デュベカバー
羽毛の掛け布団を袋の様になっているデュベカバーに入れて使用するカバーです。
足元方向に口が開いていて、長いので、基本的には、マットレスの下に巻き込んでずれないようにしてメイキングします。
ベッドメーキングの種類のデュベスタイルと呼ばれる、ホテルで多く採用されているベッドメーキングのカバーです。
ボックスカバー
羽毛の掛け布団とカバーが一体化しているのがボックスタイプのカバーです。
ベッドをすっぽりと包みこむカバーの役割と、中の羽毛が掛け布団の役割をしてくれます。
ベッドメーキングの種類のボックススタイルと呼ばれる、従来のベッドメーキングのカバーです。
アッパーシーツ
掛け布団とベッドカバーの間に敷くシーツです。
ボックスシーツなどを敷いた後にアッパーシーツを敷いて、掛け布団の首元で折り返して使用します。汚れやすい首元をこのアッパーシーツが汚れを防いでくれます。
ちなみに寝る時は、マットレスを包んだシーツと、このアッパーシーツの間に寝ます。デュベカバーを使用する場合は、必要ありません。
ベッドスロー
ベッドライナーとも呼ばれていて、帯状のファブリック生地を、シワのないベッドメーキング後の足元方面に敷く、インテリア目的のベッドアクセアサリーです。テーブルの中央にひかれるテーブルランナーと目的は同じです。
ベッドスカート
足つきのベッド下部分にスカートを履かせるイメージでOKです。
家庭で使用する場合は、ベッド下の目隠しや、ホコリが入らないようにする目的がメインかも知れません。
関連 ベッド下を目隠ししたい!そんな時に便利なベッドスカートのメリットとは
ベッドスプレッド
ベッド全体を被せられるカバーです。
ベッドメーキングを全て終えた後にベッドを覆い尽くします。ベッドのカバーみたいな物ですね。
そのままでは寝れませんが、ベッドの上で長時間過ごしたりするホコリ防止や、ペットの毛を防ぐ役割があります。
ベッドメーキングのポイントになるのは
ベッドメーキングで使用される主なベッドアクセサリーを紹介しましたが、これらのベッドメーキングのアイテムを使用して、
- 毎日続けられるのか
- 2人分+洗濯している時の替え分お金がかかる
がカギとなるでしょう。
スピードは繰り返しやれば速くはなると思いますが、2人分のベッドメーキング用のシーツなどを用意して、洗濯しながら毎日続けられるのか、共働きとなると協力しないと結構厳しいのではないかと思います。
「汚れ」をポイントにするか「見た目」をポイントにするか
ホテルの様に、シワのないベッドメーキングは気持ち良いものです。ただし何をポイントにするかで、2人暮らしでは変化していきますよね。
- 汚れをポイントにするのであれば「シーツ類を充実」
- 見た目を気にするなら「ベッドスローやベッドスカートも」
と言った様に、一般的な2人暮らしでは、ベッドメーキングと言えど全てをそろえる必要はないでしょう。
アイテム毎の特徴で必要かどうかを判断
【枕カバー】
首周りは汚れやすいので使用した方が枕の素材の寿命も延びるし、お手入れの手間がラク。
【掛け布団カバー】
羽毛など家庭では気軽に洗えないので掛け布団にもカバーをかけた方がお手入れがラク。
【ベッドパッド】
マットレスに汗が吸収されるのを防ぎ、マットレスの寿命も延び、気軽に洗濯可能。マットレスは基本洗えないと言うマットレス目線で見ると敷くか敷かないかの判断になる。
【ボックスシーツ・メイキングシーツ】
マットレスとベッドパッドを包み込むので、ベッドパッドへの汚れを防ぎ、マットレスとベッドパッドの一体感を出すことが出来る。
【デュベカバー】
羽毛布団をカバーなしで使用している場合や、朝起きると布団が落ちている場合のずれ防止になる。口が開いているので、4方向で包むカバーよりも出し入れはしやすくなる。
【ボックスカバー】
羽毛布団をカバーなしで使用していて、ベッド全体を隠したい、ベッド下も目隠ししたい場合の選択肢としてはあり。
掛け布団のずれ落ち防止の役割もある。
【アッパーシーツ】
デュベカバーを使用しないで、掛け布団への肌が触れる部分の汚れや黄ばみを防ぎたい場合に。
シーツが多い場合は、慣れないと寝にくい事も。
【ベッドスロー】
ワンルームなどでベッドが来客時に見えてしまう場合に、インテリアのアクセントとして使用したりするのもあり。
【ベッドスカート】
ベッド下の目隠しや、ホコリを入るのを防ぐ。可愛らしくしたい場合にも○
【ベッドスプレッド】
休みの日はほとんどをベッドの上で過ごすぜ!と言う方には、汚れやホコリを防ぐことが出来るアイテムで、カバーを洗う頻度を減らすことにも繋がる
。犬や猫などのペットを家の中で飼っている場合に、ベッドにペットの毛がつくのを防ぐ。
ベッドメーキングを必要とするポイントは4つ
全てを考慮して使用する必要性を考えてみると、ポイントになるのは
- 汚れにくくする
- 洗濯をしやすくする
- お手入れをしやすくする
- インテリアとしての見た目
ですね。
まとめ
シワの無いベッドで寝るのは非常に気持ち良いと思います。
ですが、2人暮らしとホテルのベッドメーキングの大きな違いは「自分でやるか、メイキングスタッフがやってくれるか」になってきます。
毎日やるとなると大変だと私は思っていますので、憧れだけで毎日ベッドメーキングするのは厳しいかと思います。
ホテルのベッドメーキングを基準としも良いので、ベッドメーキングをすべて行うのではなく、今の2人暮らしの環境に本当に必要なものを吟味してから選んでくださいね。