ソファのクッション材として、チップウレタンがあります。
このチップウレタンはソファだけでなく、座椅子、クッション、など色々な物に使われている代表的なクッション材です。
チップウレタンは、ソファの内部ではしっかりした硬めのクッション材で、芯の役割もあります。
今回は、少し専門的にチップウレタンの特徴を紹介します。
チップウレタンとは
チップウレタンの作成は、ウレタンの端材、切れ端部分などを粉砕したクッション材です。
接着剤などを混ぜて、成形型に入れ圧縮し固めたり、チップ上のままクッションに使われたり増す。
端材を再生させて作られるクッション材なのですね。
と、ここまで聞くと余り物で作ったと思われがちですが、リーズナブルな価格でクッション性を調整するために使われていたりするんです。
チップウレタンの特徴
チップウレタンは、へたりづらいしっかりしたクッション材なんです。
ソファに使用される場合は、芯材としても使われ主にソファ座面内部の下部に使用されます。
一枚のウレタンフォームよりも密集して作られるので、強度のあるチップウレタンが柔らかいウレタンフォームを支えてくれている形になります。
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チップウレタンのみ使う場合
チップウレタンは硬めのしっかりしたクッション材なので、他のスプリングやクッション材の芯の代わりとして組み合わせて使用される事が多いです。
チップウレタン単体で使用される物としては、ソファならフロアソファや他にもクッションの中身がチップウレタンだったりします。
フロアソファは座面が低いソファでスプリングを入れる場所が無いので、低い座面で強度のあるチップウレタンを使用していたりします。
メインに使用されるのは芯材としてですが、一部のソファにはチップウレタン単体で使用されています。
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まとめ
チップウレタンのポイントとしては、強度を上げるために使用するという事ですね。
メーカーによって強度に差があるもののソファの構造で強度があるウレタンの構造としては、チップウレタンの上にウレタンフォームを乗せている構造になります。
チップウレタンだから安物と言うわけではないので、クッション材の一つとして、座り心地なども含めて総合的に判断して選んで下さいね。