高いけど一体なにがスゴイの?「DCモーター扇風機」の特徴とは

扇風機

皆さんの住まいに1台、もしくは1部屋に1台あるであろう「扇風機」はリーズナブルな価格で夏の暑さ対策が出来る家電ですよね。

しかし今では、数千円で買える安い扇風機もあれば、1万円を超える様なちょっと高い扇風機「DCモーター扇風機」と言うのがあります。

今回は、一般的な扇風機とは違うちょっと高いDCモーター扇風機を調べてみました。

スポンサーリンク

DCモーター扇風機は何が違うの?

一般的な扇風機とDCモーター扇風機は何が違うのかと言うと、まず大きく違うのがモーターの種類です。

モーターの種類が違う事によって、通常の扇風機と能力や特徴、価格が違うのです。

簡単に言うと、出来る事が違うと言ったほうが分かりやすいかもしれませんね。

日立、パナソニック、東芝といった有名ブランドやプライベートブランドからもDCモーター扇風機が登場しています。

「DCモーター」と「ACモーター」の特徴

従来のリーズナブルな価格の扇風機には「ACモーター(Alternate Current)~交流~」が使用されています。

DCモーター扇風機には、「DCモーター(Direct Current)~直流~」が使用されています。

詳細は専門的な会社が公開していたりしますので詳細は省かせてもらいますが、このDCモーターを採用している事がポイントです。

それではDCモーター採用の扇風機ならではのメリットを見ていきましょう。

「風量調整」が細かく出来る

ACモーターの様に細かい速度変更が苦手で、一定の回転数になってしまうのに対して、DCモーター採用の扇風機は、細かい回転数に調整できるので、風の強弱調整が3段階以上、細かく調整が可能なんです。

例えば、従来の扇風機なら「強だと寒いし、中だと暑い」とか、「回して寝ると寒いけど消すと暑い」みたいな経験があるかと思います。

そんな時に、8段階や10段階、中には無段階調整まで、細かな風量調整で、あなたに合う風量に調整できるのが、風量調整が細かくできる事のポイントになります。

消費電力が少なく「省エネ」

従来のACモーター採用の扇風機と比較して、DCモーター採用の扇風機は、一般的な扇風機と同じぐらいの風量で半分から半分以下程度の消費電力となっています。

消費電力は目安でしかありませんが、長時間運転する時にはより電気代削減に繋がるのですね。

ただし、電気代削減に繋がっても、従来の扇風機に比べて価格が高いので、初期投資を考えるとすぐにお得になると言うわけではないのでご注意を。

「静音性」に優れている

従来の扇風機に比べると静かで、音が大きい扇風機からDCモーター扇風機に変えた時に、最大風量の音を比較しても静かとのことです。

機械で測るのと人の耳では個人差がありますが、回転音が小さい事は、テレビを見ていたり、音楽を聴いている時の雑音が少なくなり、就寝時に扇風機を回しても静かな睡眠に繋がるんですね。

音に敏感な方にとって静音性は重要なポイントとなるでしょう。

複数の羽を搭載して「自然な風」を再現

DCモーター扇風機は、7枚や8枚などの羽の多さや、冒頭で紹介したカモメの羽の様な形など、羽にこだわった扇風機が多いです。

この羽の枚数が多かったり形が違う事で、送り出す空気の塊がより小さくなるので、窓から入る風の様な柔らかい自然な風に近づくのですね。

「通常の扇風機は苦手だけど、この扇風機は大丈夫」と言う口コミもありますので、扇風機と言う人工的に風を送るのが苦手な方にオススメなんですね。

サーキュレーターとしても利用可能

夏場の扇風機、クーラーと組み合わせたサーキュレーター、冬場の暖房器具と合わせたサーキュレーターと、一年通して使用できるのがDCモーター扇風機です。

複数の羽と組み合わさる事で、風の範囲が広く遠くまで届くことで効率的なサーキュレーターとして活躍し、季節に合わせて使い分けていた場合は、消費電力削減やモノの置き場所を減らすことにも繋がります。

関連 扇風機?サーキュレーター?「暑い夏を快適に過ごす」4つの季節家電

スポンサーリンク

DCモーターと一般的な扇風機。迷った場合にどちらを選ぶ?

一般的な扇風機を選ぶ場合

  • とにかく安い方が良い
  • 扇風機の風量を最大で使用する
  • リズム風を使用しない
  • 就寝の時は扇風機を使用しない
  • 書類を使用するデスクワークをやらない
  • エアコンと併用して使用しない
  • 夏場だけ扇風機を使用する

と言った場合は、従来のリーズナブルな扇風機でOKです。

DCモーター扇風機は、柔らかい風がメリットの一つなので、最大風量で常に使用する方にとっては、DCモーターの扇風機は、ただの値段の高い扇風機になってしまいます。

となると、細かい風量調整の機能が必要ないので、従来の基本3段階の風量設定で十分と言えるでしょう。

DCモーター扇風機を選ぶ場合

  • 風量調整をして長い時間運転する
  • リズム風を使用する
  • 就寝の時も扇風機を使う
  • 書類を使用するデスクワークをする
  • サーキュレーターを使用している
  • 通年通してエアコンと併用している
  • 最新家電が好き♪

と言った場合には、DCモーター扇風機がオススメですね。

細かな風量調整で書類が吹き飛ばない風になり、就寝時にもより自然で柔らかいリズム風を使用したり風にこだわりたい方は候補の一つとして挙がるでしょう。

また、買うなら最新の扇風機がいい!という新しい技術の家電が好きな事も大切ですね。

愛着が湧くことは長く使用できることにもなりますよね。

まとめ

今回は個人的にも気になったDCモーター扇風機を調べてみました。気になる機能性はありましたでしょうか。

特に今ある扇風機がうるさい場合には、静音性のあるDCモーターの扇風機も選択肢として挙がります。

あなたとパートナーが人工的な風が苦手だったり、音に敏感な場合は、DCモーター搭載の扇風機をネットだけでなく店舗で風を体感してチェックしてみて下さいね。

タイトルとURLをコピーしました