どんな住まいでも「ホコリ」が無い環境で暮らしている方は居ないと言っていいほど、溜まりやすい汚れの一つです。
ホコリをゼロにすることは出来なくても、ホコリを少なくすると言う工夫は出来るんです。
ホコリだからしょうがないよねと諦めがちですが、ちょっと工夫したり、色々な物の選び方でもホコリが減ったり増えたりします。
今回は、ホコリを減らすための掃除の工夫とモノの選び方を紹介します。
そもそもホコリって何?
綿、砂、土、食べ物のカス、などを総称してホコリと言われています。
身近なホコリと言えば、綿ボコリ、砂ボコリ、土ボコリですね。
ホコリは、目に見えないぐらい細かいアレルギーの原因である「ハウスダスト」も含まれているんです。
これらのホコリの中にアレルゲン物質になる、花粉、ダニ、カビまで含まれている事があるんですね。
花粉の様に外から持ち込んでしまったり、家の中で増殖するカビやダニと言った生き物もホコリの一部となってハウスダストとなってしいます。
ホコリがどんな物なのか分かってくると、長く過ごす部屋ほどホコリを減らして快適に過ごしたいですよね。
ホコリ掃除のコツ
掃除はホコリが舞わない時間に
- 朝起きてすぐ
- 共働きで家を出て先に帰ってきた時
- デートで出かけて帰ってきた時
- 旅行に行って帰った時
と言った様に、ホコリ掃除をする時間帯としては「動かない時間が続いた後」がベストです。
なぜかと言うと、
- 人が動いていない時間が長く続く
- ホコリが停滞・床や家具などに舞い落ちる
- 空気中に舞っているホコリが少ない状態
という事になります。
つまり、朝起きて歯を磨きに行く、ソファーでコーヒーを飲む、ダイニングテーブルで朝食を摂るなど、人が動く事がホコリが舞い上がる原因の1つなんですね。
ですので、出入りが多いような場所は特に「動いていない時間が続いた後」がホコリ掃除のベストなタイミングとなります。
掃除機は仕上げに使う
人が動くことでホコリが舞い上がるという事は、掃除機を使用すると排気の勢いでホコリが舞い上がってしまいます。
ですので、掃除機はホコリ掃除の仕上げに使う事で、溜まっているホコリが空気中に舞わないようにすることが出来ます。
掃除機を使わないでホコリを取るには、濡れぶきでホコリを湿らせて取ったり、クイックルワイパーなどのウェットシートやホコリを吸着できる吸着シートで出来る限り取り除きます。
そのあと、掃除機で吸い取りたい場所を吸い取っていきましょう。
窓の開けるタイミング
ホコリ掃除のときにいつも窓を開ければ良いと言うわけではありません。
ホコリの場合は、舞い上がらせないで取り除くのが良いので、風が無い日は窓を開ける、風が強い日は窓は開けないで掃除した方が良いんですね。
窓から強い風が入ってくると、床のホコリが舞い上がってしまい、砂ボコリが入ってきてしまうので、風が強い日には窓を開けない様にしましょう。
上から下へ掃除する
掃除の基本ともいえるのが、上から下に掃除するですよね。
理由としては高いところから下へゴミが落ちるから上から掃除するという事で、ホコリの掃除でも同じことが言えます。
ホコリが舞い上がる事が無いとは言えないですが、塊になっているホコリほど上から下へ落ちる事があります。
ただ、毎日の様に脚立を登らなくてはいけないような場所の高い場所までの掃除は非常に大変なので、日ごろの掃除は手の届く範囲が良いかと思います。
ファブリック素材は叩いたりしない
布団、クッション、カバーなどのファブリック素材は、叩いたりバサバサしたりすると綿ボコリが舞ってしまいます。
ファブリック系の素材は、ホコリのたまり場なんですよね。
ですので、布団だけでなく、マットレスやソファなどは、出来る限り掃除機で吸い取りましょう。
洗濯できるものに関しては、バンバン叩くなら外で叩いてから洗濯すると良いでしょう。
特にダニなどが空気中を舞う原因ともなるので、ファブリック系の物は全部叩かないほうが良いですね。
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柔軟剤入りの水ぶきで付きにくくする
綿ボコリは、静電気がある場所に引き寄せられ吸着してしまいます。
そこで、静電気を付きにくく防止するのに役立つのが柔軟剤です。
水1ℓに対して数滴程度入れてからよくかき混ぜ、柔軟剤入りの水で浸した雑巾を良く絞り、家具などを拭きます。
すると、柔軟剤の静電気除去の効果で、ホコリが付きにくい状態にすることが出来ます。
家具全般で使用できますが、無垢材などデリケートな家具や分からない場合には目立たない所で変色しないかテストして下さいね。
ホコリを減らすモノの選び方
ファブリック素材は綿ボコリの原因
- 枕
- 掛け布団
- 敷布団
- ベッドアクセサリー
- ラグマット
- カーペット
- 洋服
- タオル
などはほぼファブリック製品、布を使用しており、上記の様なファブリック製品はすべて「綿ボコリ」の原因となります。
良く「ファブリック製品を無くす」とか「減らす」と言われていますが、私としては無暗に減らすのはどうかと思うんです。
例えば、ベッドマットやシーツ類、ソファーカバーは汗を吸収してくれ、カビや汚れの防止にも役立ちますし、冬の寒い時期に毛布も使用したいですよね。
他にも、テーブルクロスやランチョンマットと言うインテリア性もあるファブリック製品は、敷くだけでオシャレなインテリア性もあります。
また、キッチンマットやラグマットなどのファブリック製品は、足元の汚れや防音になるのでメリットが大きいです。
この様に機能的なファブリック製品はとても多いんですよね。
何でも無くすと言うよりも、洗濯できるファブリック素材を選んだり、使っていないモノなど減らせるものは減らすと言う形がベストではないかと思います。
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インテリア雑貨や小さいモノは少なくする
インテリア雑貨や小さい小物は、ちょっとおくだけで可愛くなったりオシャレになったりしますよね。
ですが、増えれば増えるほどホコリが積もる場所も増えてしまうんです。
シンプルに言えば何もないほうが良いですが、癒しのインテリアにもなりますよね。
ですので、衝動買いは出来る限り減らしたり、本当に気に入った物を購入すれば愛着が湧き手入れもする事にも繋がるかと思います。
加湿できる空気清浄機を使う
空気清浄機は、
- ホコリ
- 花粉
- カビ菌
- ダニのフン
- ダニの死骸
と言った色々な物質を吸い取ってくれる機能があります。
さらに加湿する事で空気中のホコリが舞いにくくなるメリットもあります。
ホコリが少ないと言われている浴室が分かりやすいですね。
空気清浄機は良く過ごす場所に一台あっても損しない家電なので、良く過ごす場所で使うと良いですね。
まとめ
掃除の頻度がこまめな家ほど舞い上がるホコリも少なくなり、結果積もるホコリも少なくなります。
あなたがホコリに敏感な場合はもちろんの事、パートナーが特定の部屋にいるとくしゃみをする場合などはホコリが原因の一つになっている事もあります。
出来る限りホコリを取り除いて快適な暮らしをして下さいね。