部屋探しは家賃や間取り以上に暮らしやすさが大切ですよね。
実際に内見して分かる事も多いですが、実際に住んでみないと分からない事もあったりします。
特に、しばらく暮らして不具合があったり、設備に問題が出ていたり、はたまた良く原因が分からないなんて事もあったりします。
今回は、実際に住んでみてから分かった部屋の問題や、実際にあった設備トラブルを紹介します。
暮らして分かる事。暮らす前に分かる事。
賃貸の問題点は、暮らす前の内見でチェックして分かる事だけではありません。
チェックし忘れもありますが、実際に生活してから気付くこともあります。
問題があっても解決できることが多いのですが、出来れば借りる前に納得して借りたいですよね。
実際に生活して暮らして分かる事は、何も知らないと分かりませんし体験しないと分からないのですが、経験談を聞いておくだけでも知識になります。
住めば都と言いますが、借りる部屋の問題は出来る限りチェックして解決しておきましょう。
内見でチェックできるポイント
ウォーターハンマー
ウォーターハンマーとは、水道を留めた時の水の勢いで音が鳴る事です。
ウォーターハンマーのチェックは、くるくる回す昔ながらの水栓ではなく、1つのレバーを上下する事で水の勢いを調整できるタイプの水栓レバーの場合です。
ゆっくり開け閉めすれば音はしないので、チェックするポイントは、勢いよく水を留める事です。
水を全開まで出して一気に締めた時に水の勢いでハンマーするような響きと音が鳴ります。
少なからずコンッと叩くような音が鳴るのですが、ひどい音だと振動と共に大きい音が鳴ります。
知り合いの家は「ズゴゴゴゴンッ!」と水道管が響くような音が鳴っていました。(苦笑)
勢いよく開け閉めして音が響き渡る場合は、他の住人の部屋にも響く可能性もあるのでチェックしましょう。
水がちょろちょろ出続けないか
水回りの水栓を締めているのに水がチョロチョロ出ている場合は、ゴムパッキンなどが劣化している可能性があります。
キッチン、浴室、洗面台の水栓を締めているのにいつまでも水がポタポタ垂れていたり、トイレの手洗い部分から水が出ていたりしたら要注意です。
チェックするコツは、水栓はギュッと締めなくても水が出ない事です。
特に、くるくる回して水を出すタイプの水栓は、ギュッと締める癖があるとゴムの劣化が早くなったりします。
ですので、普通の力でキュッと締めて水が垂れている場合は、内見時の担当スタッフの人に報告して、もし気に入って住みたい場合は修理してもらえるか交渉しましょう。
キッチン作業台がふかふか
なかなかマニアックなのですが、料理をする方にとって重要だったりします。
大理石などで出来ていない限り、ステンレス製のキッチンの作業台部分は柔らかくへこんだりする事があります。
ですので、キッチンの作業台を手で押してみて必要以上に柔らかくないかチェックしておきましょう。
このへこみ方が柔らかくてふかふかしていると、薄いまな板を使う場合にしなりやすくなって、野菜を刻む時にへこんでしまい刻みずらかったりするんです。
直すことは出来なくても、厚めのまな板を使えば解決できるので無駄な買い物をしなくて良くなりますね。
日が当たる部屋と方角
南向きの部屋と言うのは、太陽が東から登って西へ沈むので、日があたる時間が長くなります。
ですので、南向きの部屋が好まれたり強調されたりします。
ただ、日の当たる部屋は一部屋だけではないですよね。
例えば、自分の部屋にする予定の部屋が西日が当たる部屋だと、冬はポカポカした暖かさでも、夏場はエアコンが効きにくくなるほど暑くなったりするんです。
南向きだから良いと言うわけではなく、部屋の場所の窓が何処の方角を向いているのかもポイントになります。
こんな事あるの!?住んでから分かったこと
とにかく寒い
過ごしやすい春に引っ越しをして、初めての冬を迎えた時に「冷蔵庫の様に寒い!」と言った様に、冬になってから気付くことがあります。
断熱性が悪いだけでなく、両隣が住んでいないなども関係あるようです。
建物自体を変えることは無理なので暖気対策をするしかないですが、もし寒い時期に探すのであれば外よりも寒く感じないか、一部屋だけ寒くないかなど温度計などでチェックできると良いですね。
給湯器が最高温度で光熱費が高い
追い炊き機能が付いた給湯器ではなく、熱いお湯を水で調整する温度設定ができないタイプの給湯器がありますよね。
もしガス台など光熱費が飛びぬけて高い場合は、温度設定ができない給湯器の温度が最高温度設定になっている可能性があります。
常に全力で熱くしているという事ですね。
やたら温度設定を高くしても触ることは出来ませんし、水でぬるくするので非効率的です。
ガス給湯器の説明書やメーカーホームページ等をチェックして、50℃程度に設定されているか温度設定をチェックしましょう。
100Vコンセントなのに200Vの引き込み
いつものように一般的な100Vの電化製品を使ったのに、ショートしたり故障してしまった場合は、家電の故障だけでなく電気工事が間違っているなんて事もありえるんです。
もし、100V用の家電なのに200Vで動かしてしまうとショートしてヒューズが飛んだり壊れたり、最悪電気事故にも繋がるほど怖い事です。
本来は、コンセント部分を見れば100Vか200Vか分かりますし、100Vなら100V、200Vなら200Vのコンセントにしか刺さらない形状になっています。
ただ、コンセントの内部の引き込みが違うと見た目では分かりませんので、実際の電圧を知るにはテスターで電圧を測らなくては分かりません。
心配な場合は手間はかかりますが、あまり高価でない家電で全てのコンセントに差して使えるかどうかチェックすると言う手もあります。
確実に見ておきたい場合は正しい使い方で事前に電圧をテスターでチェックすると電圧が分かりますね。
電気工事不良は身近に起きる事は無く滅多にありませんので疑う必要は無いと思いますが、電化製品の故障だけではないという事を知識として覚えておいてくださいませ。
もし電化製品が飛んだ時は電化製品の故障だけ疑うのではなく、テスターで交流(AC)100Vの電圧を調べたり、電気工事士の資格を持つ専門家へ相談してください。
まとめ
今回は、実際に私が体験した事、知り合いに聞いたことのあるお話です。
長年住んでいた場合の設備トラブルは仕方ない部分はありますので、メンテナンスしながら住む必要があります。
ただ、初期的な不良は出来るだけ見つけて管理会社に相談して直してもらえるか相談してくださいね。