新しい住まいに引っ越しを機にDIYを始めたいと思っていませんか?
DIYの魅力は、自分好みの棚や家具が作れたり、新居の好きな場所にピッタリサイズの収納棚が作れるのも魅力です。
今ではDIYのアイディアも色々あって、市販の家具では真似できないオリジナル性の高いDIYや、自分好みのオシャレなDIY実例もたっぷりあります。
そんな気軽に出来そうなDIYなのですが、全く知らない方にとっては何から始めればよいか分かりにくかったりします。
今回は、0からDIYを始めたい方向けの用意したい物や必要な物、そしてDIYする時の注意点を紹介します。
DIYは住まいでやり方を変える必要あり
DIYを始めるにあたって考えたい事があります。
それは、「音問題」です。
住まいが賃貸と一軒家では、音への気の使い方が違いますよね。
一軒家と言っても、住宅が密集している一軒家と、隣の家まで距離がある一軒家でも変わってきます。
アパートやマンションと言っても、借りている部屋によっては静音性が高い部屋もありますし、生活音が聞こえてしまう部屋もあります。
華やかに見えるDIYですが、住まいによってはDIYのやり方を考えて準備を進めていきましょう。
柱を作るためのDIYパーツ
2×4材(ツーバイフォー材)
2×4材(ツーバイフォー材)は、規格で寸法が決まっている木材です。
- 寸法は長さだけ気にすればOK
- 角が丸く面取りされている
- ヤスリをかけなくてもツルツルしている
- 柔らかく加工しやすい
- リーズナブルな価格
と色々なメリットがあります。
特に2×4材(ツーバイフォー材)は幅は決まっているので、長さだけ測っておけばサイズが揃って扱いやすいです。
そして、2×4材(ツーバイフォー材)専用のDIYパーツが販売されているので、棚や色々取り付ける柱にするにはもってこいの木材になります。
すこし薄めの1×4材(ワンバイフォー材)幅の広い2×6材(ツーバイシックス材)など色々な規格があります。
ディアウォール
ディアウォールは、賃貸でも気軽に柱が作れるDIYパーツとしてとても有名です。
使い方もシンプルで木材の両端にディアウォールをはめて、床と天井に突っ張らせて柱にします。
メインの2×4材(ツーバイフォー材)用の他、1×4材(ワンバイフォー材)用、2×6材(ツーバイシックス材)用の3種類のパーツが販売されていますので、
- 色々使いまわすなら「2×4材(ツーバイフォー材)用」
- 奥行きのある棚を作りたいなら「2×6材(ツーバイシックス材)用」
- 強度の必要が無い軽い棚には「1×4材(ワンバイフォー)用」
と言ったような選び方も出来ます。
賃貸でも壁に穴を開けないで柱や棚が作れるDIYを広げたとも言えるパーツですね。
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ラブリコ
ディアウォールと似たようなタイプですが、ラブリコのは設置する時にアジャスターで調整することが出来ます。
高い場所のアジャスターの調整はちょっと手間がかかりますが、柱を立ててから突っ張り調整できるのは強みですね。
パステルカラーの色合いが可愛らしいのもポイントです。
関連 賃貸の味方!DIYパーツ「ディアウォールとラブリコ」の特徴まとめ
木ネジ(もくねじ)
木材を組み立てるにはネジや釘が必要なのですが、しっかり固定出来る木ネジがオススメです。
木ネジの種類は多いですがいくつかポイントを抑えれば多少種類が違っても使えちゃいます。
- 頭が平らな「皿頭」
- ネジ山が3分の2程度の「半ネジ」
- 使う木材よりも短い「飛び出ない長さ」
- 木材が割れにくい「スリムスレッド」
- 固定力が強い「コースレッド」
を選んでおけば組み立て自体は出来ます。
細かく調べると結構奥が深いのですが、半ネジの木ネジを選んで、飛び出ない長さを選んで、下穴を開けて打ち込めば問題ないです。
木ネジの種類の選び方はざっくり言いますと、割れやすい薄い板に使うならスリムスレッド、厚みのある2×4材(ツーバイフォー材)ならコースレッド、が選ぶ目安になります。
ただ、下穴を開けて打ち込めばあまり影響はないと思います。
頭が平らな皿ネジだと木材に食い込ませたりして埋め込めるのでネジの頭が隠れますが、丸頭の木ネジを選べばデザインの一部にする事もできます。
良く分からない場合は、セットの木ネジを選ぶと使いやすいですね。
紙ヤスリ
紙ヤスリは、カットした断面を滑らかにするだけでなく、棚の表面を滑らかにすることが出来ます。
紙ヤスリに書かれている◯◯番の数字は、数字が小さいと粗くなりヤスリ掛けすると粗くなり、数字が大きいと細かくなりヤスリ掛けすると滑らかになっていきます。
極端に40番の荒い紙ヤスリや、2000番の細かい紙ヤスリは必要ないですが、選ぶのはなかなか難しいです。
ですので、まずはセットで販売されている紙ヤスリが使いやすいと思います。
棚を作るのに必要なパーツ類
2×4材(ツーバイフォー材)だけでも棚は作れますが、、ちょっとしたパーツを使うとより便利にしっかりした棚が作れます。
- ディアウォール専用パーツ
- ラブリコ専用パーツ
- L字金具
- 棚柱
- ハンガーブラケット
など色々なパーツが販売されています。
パーツを使えば幅が広がるので実用例を見ながらどうしたいのか決めてから選んでみてくださいね。
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DIYに必要な工具
電動ドライバー
長い木ネジを打ち込むとなるとインパクトドライバーが良いのですが、電動ドライバーを1つだけ選ぶならドリルドライバーがオススメです。
インパクトドライバーは打撃の音が響くので、一軒家や音が気にならない工房などでないとガンガン使うことが出来ないと思います。
ドリルドライバーなら、下穴を開けやすいですし、トルク調整して木ネジを打ち込めるので扱いやすいのも良いですね。
数本だけ木ネジを打ち込むのなら手で回すハンドドライバーでも出来ますが、本格的に始めるのであれば電動ドライバーは持っておいて損は無いです。
いきなり買うのはちょっとと言う方は、ホームセンターでサンプルの電動ドライバーを使ったり、レンタルを利用して使いやすければ買うと間違いないですね。
関連 DIYを始めるなら必須工具!使いやすい電動ドライバーの選び方
しっかりしたハンドドライバー
手で回すドライバーは、電動ドライバーで回した後に増し締めしたり、ゆるめる時に必要です。
特に、木ネジをゆるめる時は電動ドライバーよりもハンドドライバーの方がグッと押さえつけてゆるめやすかったりするんです。
組み立て家具でも使えるので1本持っておくと何かと便利です。
関連 1本は工具箱に欲しい!しっかりネジが回せるドライバー工具の選び方
ツーバイフォー用の専用定規
2×4材(ツーバイフォー材)はサイズが決められている木材という事もあり、専用の定規があります。
特に、下穴を開ける時の目印を均等に付けられるので重宝します。
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快適でスムーズにDIYする為のアイテム
マスク
マスクは、木くずを吸い込まない様に着けます。
ベストは防塵マスクですが、普通のマスクでも付けないよりは木くずを吸い込みにくくなりますね。
保護メガネ
保護メガネは、木くずが目に入らないようにしたり、何かはじかれて飛んできた時に目を保護できます。
かなり本格的な保護具ですし、木材をカットしないのであればさほど必要ではないですね。
ただ、そこまで高くないので、本格的に始めるならあると安全性が高まる保護具になります。
作業用手袋
滑り止めが付いている手袋は、ドライバーをしっかり持てますし、木のささくれが刺さったり、木ネジの金属が刺さったりするのを防げます。
厚手の手袋は使いづらいので、あまり厚くなくピッタリフィットするぐらいの伸び縮みする手袋がオススメです。
ウェス
ウェスはペンキを塗る時や潤滑油を使った時などに使います。
家にあるボロボロのタオルや捨てる予定のシャツでも代用できますね。
使い古したタオルの方が毛羽が出ないので使いやすいですが、無い場合は使い捨て出来る様なリサイクル品など安いのを使いましょう。
コードレス掃除機
普通の掃除機でも良いですが、コードレス掃除機の方が木くずが出たらサッと吸えるので便利です。
木くずを吸うので、ダイソンの本格的なサイクロン掃除機ではなくハンディクリーナーでも全く問題ありません。
木くずが舞うと掃除が大変なので、すぐ吸えるようにあると便利なのがコードレス掃除機です。
音に気を使ってDIYする時の工夫
お昼にDIYする
人が起きている時間帯にDIYするのは基本と言えますね。分かりやすく言うと深夜に洗濯機を回さないのと一緒です。
隣に住んでいる人が夜勤で働いているとしても、音がする事は明るい時間が基本になってきますよね。
ですので、ヤスリをかけたり、ネジを打ち込んだりするのは明るい時間帯のお昼頃から始めましょう。
夜できるDIYと言えば、ペンキを塗ったり、設計図を書いたりすることなど、音がしない事をやりましょう。
一軒家を借りる
より周りを気にしないで良いのが一軒家です。
もちろん限度はありますが、アパートやマンションよりも音問題が少ないのが一軒家ですよね。
一軒家の中でもちょっとした庭や駐車場などがあって、隣の家と離れていると良いですね。
明るい時間に隣の家に隣接していない部屋でDIYすれば、より音を気にしないで済みますね。
電動ドライバーはドリルドライバーを使う
ドリルドライバーなら、回転する時の音とカチッと止まる音の2種類になります。
これがインパクトドライバーになると、ある程度負荷がかかった時に打撃音が鳴るので結構うるさいです。
打撃音が無く使い勝手も良いので、電動ドライバーはドリルドライバーがオススメです。
木材はカットしてもらう
ネットでも実店舗でも木材を買う時はカットしてもらいましょう。
カット代金は数百円もかかる物ではないですし、機械でスパッとカットできるので設定さえ間違えなければ長さが揃うのも良いです。
ギコギコ切らなくてよくカット代金も安いので利用しない手はないですね!
音が伝わらないようにする
床で電動ドライバーを使う時は、クッションフロアを敷くだけでも音を吸収してくれます。
テーブルの上などなら、ゴムのシートを敷いて作業すると音を吸収してくれます。
出来る限り壁や床に直接音が伝わらないようにする事がポイントですね。
DIYスペースを利用する
ホームセンターの中には、ホームセンターで買った木材などをDIY出来る工作室が用意されていて、工具を借りてDIYすることも出来ます。
出来る限りDIYスペースで作ってしまって、家では木ネジで組み付けるだけにしておけば音も最小限で済みます。
やっておける下処理としては、木材のカット、ヤスリをかける、木ネジの下穴を開ける、ドリルで穴を開けるなどですね。
混みあって使えない場合もありますが、音がする事は出来る限り家でやらないようにするのもDIYのコツですね。
丸のこやジグソーなどは、自由に使えたとしても全く知らない人が手軽に扱える工具ではないので、しっかりした指導や講座を受けられない限り安全のため使わないようにしてください。木材はカットしてもらえますし、棚などのシンプルなDIYなら電動ドライバーがあれば特殊な工具は使わなくても作れますよ♪
まとめ
いかがでしたか?そこまで必要な物は多くありません。
特に工具に関しては、工作室で作ったりレンタルすると安く済みます。
材料費は必要ですが、引っ越しして新しい新居でDIYに挑戦したい方、まずは新居にピッタリの棚づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。