寒くなってくると床暮らしの2人にとって、ゆったり過ごせる暖房機器と言えば「こたつ」ですよね。
床暮らし派の日本人になじみ深いこたつですが、10万円を超える高級な家具調こたつから、5千円程度のリーズナブルなこたつまで、結構値段に差があるんです。
価格差が大きくても、ヒーターはさほど変わらなかったりするので、サイズが合いさえすれば安い価格のこたつで十分だと思いますよね。
そこで今回は、高級なこたつの種類の家具調こたつの特徴や安いこたつのと違いを紹介します。
家具調こたつと普通のこたつの違い
家具調こたつとスタンダードな普通のこたつの違いとしては、価格差だけでなく木材を活かした家具という部分が大きな違い何です。
ヒーターでも価格差がありますがヒーターの違いではないんですよね。
こたつの熱に対する耐久性や、こたつで横になった時の使いやすさだけでなく、テーブルや脚の作りの違いが高級な部分に繋がっています。
実用的なこたつの選び方などは以下の記事に書いていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
関連 「暖かさ」だけじゃない!?使い勝手が良くなる「こたつ」の選び方
「家具調こたつ」のポイント
使っている木の種類が「高級木材」
まず家具調こたつは、テーブルや脚などに天然木を使用していて、ウォールナットやタモ材、アッシュ材やチェリー材など色々な高級木材が使われています。
木の種類は嗜好品の部分もありますが、安いカジュアルこたつだと木材を使われていない事もるので、家具調こたつに使われている木材は、家具としての見た目はもちろん強度などにも繋がります。
家具調こたつは、暖房機器としてのこたつだけではなく、高級な木材を使用したテーブルとして、通年通してテーブルとしてしっかり使用できる家具になります。
手作りによる精度の高い造り
カジュアルこたつのプラスチック製ですと大量生産が出来ますが、木材の場合は切断は機械で出来ても、設置する部分など細かい部分はどうしても人の手が必要になってきます。
その人の手と言っても誰でもできる部分ではなく、職人の手が必要になっており、経験やコツを分かっている人が作るからこそ精度が高くなってきます。
ちょっと小難しくなりましたが、設置面がしっかりついたり、脚の長さにバラツキが無いなど精密になるほど、強度が強く耐久性があり、安定感ある造りになるんですね。
簡単に言うと、手の込んで作られているこたつと言ったところでしょうか。
デザイン性の高い造り
手作りも関係があるのがデザインです。家具調こたつのテーブルは、
- 無垢材を使った一枚板
- 木をイメージさせるツキ板作り
- 細工を施したテーブルと脚
などと言ったデザイン性が違ってきます。
スタンダードなこたつのテーブルだと木目などで一色ですが、テーブルの形にウェーブが加えられていたり、中央にテーブルライナーの様に違う木が埋め込まれていたりと、ちょっとした遊び心が加えられていますね。
木材を活かしたデザイン性の高い家具調こたつは、和室や和モダンの部屋に溶け込みやすいのも特徴です。
一体感があるテーブルと枠組みと脚
カジュアルこたつと違い、家具調こたつにはテーブルから脚まで一体感があります。
一体感がある事で、柱と柱を組み合わせるように作られて金具で補強するので、横揺れなどに対して強度が高くヒーターの熱による変形にも強いとされています。
また、パッと見では金具が外から見えないのでデザイン性も高く、中には枠組みと脚が一体化している家具調こたつもあります。
家具調こたつの強みは?
- 木材ならではの高級感
- 精度の高い造りによる強度の高さ
- 通年通して安定して使える
と言った、暖房機器としての機能面と言うよりも、家具としての精度の高さや使い勝手の部分になります。
特に、テーブルや脚の熱による変形に対する強さは優れていると言えます。
プラスチック製のこたつだと熱により中板部分が変形してしまいますが、しっかりした家具調こたつでは変形に強いので冬だけでなくテーブルとしても長く使える事に繋がります。
しっかりした木材で作られた家具調こたつは、持ち家を初め今の住まいに長く住む予定の方に向いていると言えますね。
家具調こたつのデメリット
- 木を豊富に使用しているので重量がある
- 一体化していてバラバラに出来ないタイプがある
- 価格が高い傾向にある
この2点だと思います。
軽量にする為の加工をしている家具調こたつもありますが、どうしてもプラスチック製のカジュアルこたつと比べると重くなってしまいます。
また、足と枠組みが完全についているタイプがあるので、一軒家などで引っ越しを予定しない方向けとなります。
選ぶ場合は重量の確認と、持ち運びの面はチェックしたいポイントになります。
まとめ
家具調こたつの主な特徴は、高級木材を使用した精度の高いテーブルに、ヒーターが付いていると言ったイメージではないでしょうか。
安いカジュアルこたつでテーブルや中板部分が変形することに不満がある方は、しっかりした造りの家具調こたつも選択肢として選んでみてくださいね。