初夏の暖かさ、初秋の涼しさを感じるとそろそろかなぁと思うのが「布団の衣替え」です。
2人暮らしの場合は、2人分の大きさになるので協力して布団の衣替えをしたいですよね。
そんな布団の衣替えですが、ただ圧縮すれば良いと言うわけでもないんです。
今回は、どのように布団の衣替えを行えば次のシーズンも快適に利用できるのか、衣替えの手順の一つを紹介します。
布団の衣替えは準備から
布団の衣替えの流れとしては、
- 衣替え前の準備
- 押入れの掃除
- 布団のお手入れ
- 布団の圧縮・収納
- 押入れの管理
となります。
布団の衣替えは、衣類よりも大型で気軽に出来ないので、出来れば一つの布団に対して一回で済ませたいのが正直なところです。
ですので、やり忘れが無い様に、収納する前の準備が大切になります。
布団の衣替えをシンプルに言ってしまえば、布団圧縮袋に入れて、掃除機で空気を吸い込んで、押入れに収納する、と言う手順です。
ですが、圧縮すればOKと思って衣替えしてしまうと、来シーズンに使用する際には、ダニやカビなどが発生したりして長く使用できないことにも繋がってしまうので注意して下さい。
これから使う布団は洗濯と乾燥を
衣替えの時にこれから使用する取り出した布団の洗濯、乾燥をしましょう。
理由としては、湿気を飛ばす、ダニ対策の2つになります。
1シーズン保管していてダニやホコリのハウスダストが残っている可能性があるので、洗濯してキレイにして中までしっかり乾燥させておきましょう。
コインランドリーを使って洗濯乾燥がオススメですが、ダニ対策はあるので、あなたにあったやり方でダニ対策をしてみてくださいませ。
関連 日ごろの対策が重要!2人暮らしに合わせる「布団のダニ対策」7選
布団の衣替え5つのステップ
①衣替え前の準備
まずは、布団の衣替え前の準備です。衣替えの準備は、2つあります。
一つ目は、布団が来シーズンも使用できるかチェックになります。
まだ使えるかどうかの目安としては、
- 綿布団は10年程度が寿命
- 干してもふっくらしない
- 以前よりも暖かくない
- 羽毛が飛び出してしまう
などがあります。
このような場合は買い替えやリフォーム、打ち直しなどになりますが、リフォームや打ち直しの方が高くつく場合があります。
なので、特別大切な布団でない場合には、無理に治すよりも買い替えた方がお得な事が多いでしょう。
そして二つ目は、衣替えがしやすい様に、押入れ、クローゼット前を片付けることです。
布団を持ち運んで収納するので、シーズン毎の寝具の出し入れをスムーズにするには、押し入れ、クローゼット前の整理整頓が大切です。
断捨離をする機会にもなりますので、衣替えがしやすい様に場所を開けておきましょう。
②収納スペースのホコリ掃除とカビチェック
- 押入れやクローゼットの中のモノをすべて取り出す
- 掃除機でホコリを掃除する
- カビが生えている場合はカビ取り剤で除去
- 布団のスペースを開けて置く
- 取り出せる奥に除湿剤を置く
と言った手順になります。
押入れやクローゼットは、ホコリが溜まっている事でカビの原因にもなり、ダニの餌にもなってしまいます。
③布団の洗濯としっかり乾燥
布団にはダニの住処になりやすい場所なので、そのまま衣替えしてしまうとダニが住んでいる状態で収納することにも繋がります。
その為、洗濯をしてしっかり乾燥して汗や汚れを取り除くだけでなく、ダニの除去もしておき、そしてしっかり乾燥させて冷めてから、収納をしましょう。
洗濯、乾燥、冷めているこの3つがポイントになります。
関連 日ごろの対策が重要!2人暮らしに合わせる「布団のダニ対策」7選
④布団を圧縮して収納する
洗濯と乾燥が終わった布団を布団圧縮袋で圧縮して収納します。
掃除機タイプの布団圧縮袋を使用する手順としては、
- 布団がしっかり乾燥している
- 布団圧縮袋に、乾燥した布団と除湿剤を入れる
- 布団圧縮袋に入れたらチャックなどはシッカリ閉じる
- 掃除機の吸い込み口をキレイに掃除する
- 空気を抜く
という手順になります。
布団圧縮袋のメリットは何といってもスペースが小さくなる事ですが、布団をしっかり乾燥させていないと、布団圧縮袋の中でカビが生えたりカビ臭くなる原因となります。
※羽毛布団と羊毛布団は専用の布団圧縮袋を使用しましょう。
⑤収納スペースの湿度管理
衣替えも無事終わってスッキリしましたが、押入れとクローゼットの管理が一つだけ必要です。
クローゼットの管理とは、湿度を高くしない事です。
湿度を高くしないようにするには、
- 除湿剤の設置と交換
- ドアを開けて換気する
- 扇風機などで風を送る
- 除湿器を置く
などがあります。
これらはカビの原因を抑えることにも繋がるので、定期的に行って下さいね。
特に、除湿剤は設置してそのまま放置の場合もあるかもしれませんが、永遠に除湿してくれるわけではないので、交換時期を忘れない様にして下さいませ。
まとめ
夜の気温が不安定だったりしますのでなかなか衣替えのタイミングが難しいですが、掛け布団を減らして、毛布を減らしてと言った様に段階的に減らすことも衣替えがラクに出来るかと思います。
今回の記事は布団の衣替えの一つの手順かと思いますが、圧縮以外にもポイントを置いて、来シーズンも快適に使用できる布団の衣替えをしてみてくださいね。