新年に入りこれから引っ越しシーズンを迎えますね。
引っ越しはやる事は非常に多いですが、色々やる事の中の一つに荷造りがあります。
荷造りは思っているよりも時間がかかりますし、引っ越し会社を利用する場合は、当日までに荷造りを終えないと行けませんよね。
そんな荷造りは、引っ越し前の段階から賢く荷造りをしていくと、引っ越し中だけでなく、引っ越し先の新居でもスムーズに荷物を片付けられるんです。
今回は、自分たちで荷造りする場合の、引っ越し先の新居でも片付けやすい荷造りのコツやアイディアを紹介します。
引っ越し業者を使う場合は、専用のケースの貸し出しや荷造りをお願いできるパックもあります。今回の記事だけではなく利用する引っ越し業者の荷造りのルールは一度確認してください。
荷造りをする前にやりたい事
荷造りを始める前に、どの部屋に運ぶか分かるように考えておきます。
これは、どこに何を運ぶか分かりやすくなるだけでなく、引っ越し業者のスタッフの方へ「○○へ運んでください」と指示しやすくするメリットもあります。
簡単な見取り図に数字や名前を書いておいて、その部屋に運びたい荷物の段ボールに名前と番号を書きましょう。
例えば、キッチン①、リビング②、トイレ③、洗面台④、洋室⑤、洋室⑥、和室⑦、などですね。
番号も書いておけば自然と段ボールの数も把握できます。
内覧をして住む部屋が決まっていれば、部屋の割り振りや使い方が決まっていると思うので、難しくはないと思います。
段ボールを新居のどこに運ぶか一目でわかるようにすると、新居先での荷物の割り振りや片付けがスムーズになります。
使う段ボールのサイズと中に入れる物
- 重たい物は、強度があってグッと持ちやすい小さい段ボール
- 軽い物は、大きい段ボール
- 詰めている時に時々持ち上げて持てる重さに
が基本になってきます。
引っ越し業者の方は難なく運べるほどとてもパワフルな方でも、自分たちで運べなくなりますし、無理して詰め込むよりもある程度小分けした方が片付けがしやすいです。
例えば、お皿をギュウギュウに詰め込むのではなく、半分ぐらいはキッチンで使うタオルを詰めたりして重さを調整すると良いですね。
湿気を吸った段ボールでなければ底が抜ける事は無いと思いますが、重量のあるお皿やほどほどにしておくのがポイントです。
緩衝材の選び方
緩衝材は、新聞紙や空気が入っている物まで色々あります。
中の物を守れれば何でも良いですが、後処理を考えて、捨てやすい緩衝材、再利用できる緩衝材がオススメです。
例えば、新聞紙ならクシャクシャでも生ごみを包んで捨てたり、油を吸わせたり、掃除にも使えます。
また、空気緩衝材の中でも、風船のように膨らんだタイプは梱包材としてはとても優秀ですが、捨てる時に空気を抜く手間があります。
キッチンやランドリー回りのアイテムなら、緩衝材を使わないでタオルを詰めておけば、段ボール分け出来てゴミも減りますね。
ですので緩衝材は、電化製品などをグルグルに包む用のプチプチと、お皿を包んだり詰められる新聞紙をオススメします。
関連 引っ越しの荷造りで重要!段ボール箱に詰める「緩衝材」の選び方
荷造りに使う道具
ガムテープは、手で切れる布テープを選ぶとハサミやカッターが必要ないですし、しっかりと段ボールをとめられます。
そして、調味料やシャンプーなど開封してある液体は、こぼれない様にノズルの先をラップでくるんで、袋に入れておくとこぼれにくくなります。
荷解きをする時にはカッターを使う事も多いですが、段ボールカッターを使うとカッターよりも安全性が高く、新居ですぐに荷ほどき出来るので便利ですよ♪
- 段ボールなどをとめる「布ガムテープ」
- 段ボールに名前を書く「太めの油性マジック」
- 包むんだり、詰めたりする緩衝材の「新聞紙」
- 滑り止め付きの「軍手・手袋」
- 液体が出ない様にしたり、小物をまとめる「ラップ」
- コードをまとめる「ビニールテープ」
- コードを留める「養生テープ」
- 液体を入れたり、小物をまとめる「ビニール袋」
- 荷造り中に出るごみを入れる「ゴミ袋」
- 安全性の高いカッター「段ボールカッター」
荷造りの順番
①使わない物を荷造りする
初めに絶対に使わない物、使わなくても問題ない物から荷造りしましょう。
特に、梱包に時間がかかる物緩衝材を詰めなくては行けない物や、新聞紙で包まないといけないお皿や包丁などのキッチン用品は、積極的に荷造りしていきましょう。
ポイントは、段ボールを閉じた後に開ける事が無いようにする事です。
必要ない物を分ける事も出来るので、最初の荷造りは早めに始めましょう。
- 夏物や冬物などのシーズン物
- 買い置きしてある物
- 食器、多いカトラリー
- キッチン用品、台所用品
- 本、雑誌、DVD
②使いそうな物は段ボールの口を開けておく
ここでは、引っ越し当日まで使うかもしれない物、使う頻度が少ない物を箱に入れて、最低限生活できる状態にして出来る限り出ている物を少なくしましょう。
もし、箱から取り出した場合は、また戻すようにして収納ボックスの様に使います。
ポイントは、壊れにくいような物を入れておく事です。
壊れにくければ、新聞紙を丸めて隙間を埋めてすぐ蓋を閉じれるので、段ボール箱を開けて置いても後々がラクになります。
- トイレットペーパー
- サニタリー用品
- シェーバー
- 洗顔用品
- 掃除用品
③最後まで荷造りしない物
荷造りする箱の中で最後に閉じる箱を用意しておきましょう。
毎日使う物や荷造りで使う用品などを入れて、新居ではすぐに開けられるようにすると便利です。
荷解きの事を考えると、ゴミを片付ける袋と軍手やハサミなどの荷解き用品を入れておくと新居での片付けがスムーズになります。
小さい箱で1箱から2箱にできれば良いですね。
- ガムテープやハサミなどの荷造り用品
- スマホ、パソコンの充電ケーブル
- 使いかけのサニタリー用品
- コンタクト用品
- 洗顔用品
- タオルなどの洗濯物や着替え
- 歯ブラシ、歯磨き粉
荷造りを早く済ませる工夫
- 食器の代わりに、紙皿や紙コップを使う
- 箸やスプーンの代わりに、使い捨て出来る割りばしなどを使う
- キッチン家電の代わりに、外食やスーパーで買って食事を済ませる
- 掃除道具は、使い捨てシートなどで対応する
- シャンプーなど身体を洗う物は、お泊り用のボトルに入れる
など、代わりになる物や小分けすることが出来れば、早い時期からどんどん荷造りが出来ます。
使い捨て出来るもので対応できれば食器類も梱包して荷造りできますね。
荷造りは引っ越し当日の搬出開始前に終われば良いですが、出来る時にやってしまったほうが良いです。引っ越しが決まり次第、手続きと平行して生活に困らない範囲で箱に入れるだけでもしておきましょう。
荷物の分け方とまとめ方
部屋毎に荷造りする
キッチン、リビング、トイレ、浴室、洗面台、ランドリー、洋室、和室と、場所ごとに荷造りをすると、新居でもその場所に運んで段ボールを開けて収納できます。
引っ越しする方で最も多いと思われる荷造りの方法ですね。
ポイントになるのは、荷物の量が少ない場合には、色々な物を詰めない事です。
余った隙間に何か適当な物を入れてしまうと、片付けが増えてしまいます。
ですので、洗面台の物だけでは箱が余ってしまう場合は、ランドリー用品を入れるなど、近い部屋の物や同じ空間の物を一緒に梱包していくとよいでしょう。
同じ種類で荷造りする
同じ部屋の物の中でも似ている種類で荷造りしていくと、新居でより片付けしやすくなります。
キッチン用品であれば、フライパン類、鍋と蓋類、キッチン小物、お皿毎に荷造りしたり、浴室のシャンプー、洗面台の石鹸、洗濯用の洗剤の使いかけでまとめたりします。
物が多い場所では種類も分けておけば、目的の物から段ボールを開けて片付けられますね。
荷造りのちょっとしたコツ
緩衝材の入れる場所
緩衝材は、段ボールの底、物の間、物の隙間、段ボールの上に入れるとよりしっかり荷造りできます。
割れにくい物はぐちゃぐちゃにならない様に固定できれば良いですが、お皿などのワレモノに関しては、緩衝材で包まれるほど敷き詰めると安心です。
- ワレモノは緩衝材で敷き詰める
- 段ボールの底にも緩衝材を入れる
ケーブル類をまとめるコツ
充電ケーブルや電源コードなどのケーブル類は、折りたたんでまとめるのが一般的ですよね。
ですが、ギュッとまとめてしまうと折り目の癖がついてしまうんです。
癖が付かない様に大きく丸くまとめて、両端の部分だけ留めれば癖が少なくまとめることが出来ます。
スマホやタブレットの充電ケーブルやパソコンのマウスなどは、癖がつかない様にまとめた方があとで使いやすいです。
留め方は、テープを使うとべたついてしまう原因でもあるので、ネジって留めるビニールタイや、ビニール紐で結んだり、ラップを切って補足して結んでも良いです。
そして、コードだけになると分かりにくくなるので、何のケーブルなのか分かるようにタグなどを付けて名前を書いたり、家電に貼り付けるのも良いですね。
- 丸くまとめて癖がつかないようにする
- 何の配線かタグなどを付けて名前を書く
- 家電に付けて1つのセットにする
段ボールに書く名前
段ボールに書く名前は、まとめた場所、中に入っている物、ワレモノなのかどうか、どこに運ぶのか、箱の数、など出来る限り分かりやすく書きましょう。
冒頭の、荷造りをする前にやりたい事の項目で部屋割りと組み合わせてまとめて書けば、パッと見て分かりやすいですね。
ワレモノに関しては、赤いペンで書くだけでパッと目に付きます。
引っ越し業者の段ボールの中には、記入欄があると思うので、自分たちで分かりやすくアレンジしちゃいましょう。
中身を細かく書くと分かりやすいですが、ひとつ注意点は、あまり知られたくない物は名前を工夫して書くことです。
特に女性が使う生理用品や下着類などは、中身を見ないとしても名前を書いて中身を知ってほしくない物です。
ですので、生理用品はサニタリー、下着はシャツFなど自分やパートナーだけが分かる名前にしておくとよいでしょう。
書く場所は、段ボールの横に書いて、ワレモノなどは分かりやすい様に横や上など目につきやすい様にいくつか書いておきましょう。
段ボールの数の管理は、ToDoリストでチェックすると分かりやすいですね。
- 荷造りした場所、入っている物、新居で運ぶ場所を書いておく
- ワレモノの場合は赤ペンで目につく場所に書く
- 箱に番号を書けば荷物忘れが無いかチェックしやすい
- 内容を知られてくない箱は自分たちが分かるように書く
- 番号で数を管理すれば、荷物忘れが無いかチェックしやすい
まとめ
引っ越し業者の内容によっては、梱包のやり方や荷造りのやり方が決まっていたり、引っ越し業者の梱包もお任せできるパックもあります。
ですが、出来る部分だけは自分たちでやると引っ越し料金を抑えることが出来たり、新居でスムーズに片付けが進みます。
早めに荷造りすれば、段ボールやガムテープが足りなくなっても余裕を持って買いに行くことが出来ます。
新居先が決まったら少しずつでも良いので分かりやすい荷造りをして下さいね。