インテリアでガラッと印象が変わるものの一つに壁紙があります。
もちろん、賃貸だと最初から貼ってあるクロスははがせませんが、貼ってもはがせる壁紙なら賃貸でも使いやすく、好きな柄、好きな色の壁紙を貼るだけで一気に雰囲気が変わります。
木目調の壁紙でナチュラルテイストにしたり、柄を上手く使って遊び心を入れたり、可愛く汚れ防止にしたり、などアイディア次第で色々出来ちゃいます。
今回は、原状回復が出来る貼ってはがせる壁紙の選び方やポイント、そして、貼ってはがせると言う言葉の注意点を紹介します。
貼ってはがせる壁紙のタイプ
貼ってはがせる壁紙は、ウォールステッカーやカッティングシートなどの名称があります。
そんな貼ってはがせる壁紙は、どこに貼るか、どんな風にするかで選ぶ種類が変わってきます。
- お部屋に貼る場合は弱い粘着力の壁紙
- 自分達の持ち物に貼るなら何でもOK
- ペンキや黒板にするなら無地タイプ
- ワンポイントで見せたいならステッカー
- ラインを引くならマスキングテープ
- 窓には透明なタイプ
- 水回りは水に耐性がある防水の壁紙
と結構色々な選び方があります。
この中で特に注意が必要なのがのりがあるか無いかです。
後で詳しく書きますが、のりが付いていてはがせますよーと言っても条件によってははがせないなんて事もあります。
ですので、まずはどんな場所に貼るか、どれくらいの期間貼るのか、をチェックしてから選びましょう。
貼ってはがせる壁紙の注意点
インテリアが好きな人にとって「貼ってはがせる壁紙」と聞くとすごい魅力的ですよね。
魅力的なのですが、実は盲点な部分があります。それは、住まいの状態、貼る環境は人それぞれ違うという事です。
タイルであればはがした時にのりが残っても掃除すれば良いですが、クロスに貼る場合は注意が必要です。
ディアウォールやラブリコの様に、柱を作って板で壁を作れば同じ条件になりますが、全ての部屋の壁紙が同じ環境とは限らないですよね。
クロスの状態は色々ありますが、日があたり続ける場所と日が当たらずジメジメしている部屋、貼って間もない新築と貼ってから3年目の部屋では、貼られているのりの状態が変わってきます。
また、ピッタリ貼られているなら比較的丈夫でも、端の方がはがれかかっていると、はがせる壁紙を貼ってはがしたい時に、元々あったクロスも一緒にはがしてしまう可能性もあります。
湿度、温度、日のあたり方、築年数、内装業者の質など、色々な条件があります。
ですので、貼ってはがせると言っても、クロスの場合は必ず目立たない場所でテストはしないといけません。
壁紙を選ぶときのポイント
絵柄がある壁紙はシームレスな壁紙を選ぶ
壁紙にはつなぎ目があります。
一つの色の壁紙なら繋ぎ目は関係ないですが、絵柄のある壁紙は柄が繋がるように貼りたいですよね。
そこで、柄物の壁紙を選ぶときは、上手く合わせれば絵柄をくっ付ける事が出来るシームレスな壁紙を選びましょう。
絵柄が繋がるだけで見た目がステキになるので、柄の壁紙を貼りたいなと思っている方は、絵柄がつながる壁紙かどうかをチェックして下さいね。
貼り付けるのりの種類
貼ってはがせる壁紙には、色々なのりの種類があります。
一面にのりがあるタイプだけでなく、水玉の様にのり付けされているタイプ、粘着力が強めのタイプ、粘着力が弱めのタイプもあります。
賃貸の壁紙に貼るのなら粘着力が弱いタイプを選ばなくてはいけないので、のりがどの様な場所に貼り付けるタイプなのかは必ずチェックしましょう。
壁紙の貼る方法を選ぶ
生のり+のり無し壁紙
生のりと言う、壁紙用のりを作って貼る壁紙があります。
生のりを作ると言うひと手間掛かりますが、生のりを使うメリットは、絵柄を合わせやすくなるという事です。
壁紙には繋ぎ目が出来るので、壁紙同士の絵柄を合わせないと見た目が悪くなってしまいます。
インテリアにこだわっているのに絵柄がずれていると非常に残念ですよね。
生のりを使って貼り付ければ、乾く前ののりなら横に滑るので、壁紙をずらしながら位置調整をする事が出来ますので、絵柄を合わせる事も出来ます。
貼っても横にずらせる初心者でも位置調整がしやすい壁紙になっています。
参考 貼ってはがせる壁紙の貼り方 壁紙屋本舗・カベガミヤホンポ
弱い粘着力の壁紙
細かい調整は生のりが良いですが、無地の壁紙なら弱い粘着力の壁紙も良いです。
のりの強さは付せんののりの様なイメージですね。
弱い粘着力ならしわが寄っても貼り直せますし、何といってもべったり張り付いてはがせなくなるなんて事態も限りなく少なくなります。
やり直しが効きクロスへの負荷も少ない壁紙と言われています。
ひとつ弱点があるとすれば、時間が経過した時に自然とはがれる可能性がある事、そして、でこぼこしているコンクリートなどは粘着力が弱すぎて貼れない事ですね。
弱い粘着力ののりの壁紙は、代表的な貼ってはがせる壁紙ですね。
意外に難しい「マステ+両面テープ」
マスキングテープに両面テープを貼って、両面テープに壁紙を貼るのがのり無しの壁紙の貼り方の主流の様に色々な場所で紹介されていますよね。
手順は、のり無しの壁紙に両面テープを張り、両面テープにマスキングテープを貼り、マスキングテープの部分が壁に張り付くのりの役割となります。
手順はシンプルなのですが、結構難しかったりします。
マスキングテープは、弱い粘着と言っても商品によってのりの強さが違いますし、大きな壁紙になると、のりの部分が線になるので空気が入りやすくシワになったりします。
また、長い期間貼りたい場合は両面テープやマスキングテープをケチってはいけません。
理由は、はがれてきてしまったり、粘着部分が溶けて貼った場所にネバネバしたのりが残るなんて事もあるからです。
ですので、良く分からない場合は、壁紙専門店のマスキングテープなど専門で扱っているテープを選びましょう。
壁に貼るのは難しいと思った場合
クロス以外の場所に貼る
壁紙と言ってもクロスに貼るだけではありません。
お風呂場のタイル、キッチンのタイル、窓ガラスなど、クロス以外の素材にも貼る事が出来ます。
タイルやガラスなら一緒にはがれる心配はないので、
不安が残るクロスに貼らないで、対応した壁紙を選んで貼りましょう!
マステやステッカータイプを選ぶ
貼ってはがせる壁紙の中には、一部分だけに貼るマスキングテープやステッカータイプもあります。
マスキングテープなら、ラインを引くように部分的に貼る事が出来ますし、ステッカーならお部屋の壁紙にワンポイントで貼り付けることが出来ますね。
ステッカータイプは、家具や小物と組み合わせて貼ると面白いですね。
家具や家電など持ち物に貼る
貼る場所は壁だけではありません。
自分たちの持ち物なら好きに貼ってもOKですよね。
何でも貼れるわけではないですが、平らな面が多い物はねらい目です。
冷蔵庫、収納ボックス、ベッドフレームなど家具や家電に貼る事が出来ちゃいます。
あまり熱が出るようなオーブンレンジなどは貼らないほうが良いですが、平らな面やシンプルな造りの物に貼ると、オリジナルの家具や家電が作れますよ♪
まとめ
壁は面積が広い事もあって、壁紙を張るだけでガラッと部屋の雰囲気が変わります。
賃貸だから壁紙はちょっと抵抗があると言う方でも、色々な場所に貼る事が出来るので、ぜひ楽しんで欲しいDIYの一つです
貼ってもはがせる壁紙は、ポイントさえ押さえれば楽しくインテリアする事が出来るアイテムです。
気になっていた方がいればぜひチャレンジしてみて下さいね。
PICK UP!! 壁紙屋本舗・カベガミヤホンポ