以前に簡単に柱が作れるDIYパーツのディアウォールやディアウォールとラブリコの比較などを紹介しました。
ディアウォールやラブリコを使えば、基礎となる柱が手軽に作れますが、まだ柱しかできていない状態です。
ここから棚や壁などを付けて壁面収納にするには柱に付けるパーツが必要になってくるんです。
壁面収納にするには便利なパーツを使う事で、より簡単で丈夫なだけでなく、色々なアレンジが効くようにもなってきます。
今回は、ディアウォールやラブリコを使うなら一緒に使いたいDIYパーツ7つと、使い方の例を紹介します。
組み合わせるパーツの役割
柱に使うDIYパーツは固定する、引っ掛ける、吊るす、置く、色々な役割がありますが、
- ラクに
- オシャレに
- 使いやすく
する事が何よりのポイントです!
棚を固定するためにはこのパーツ、自由に引っ掛けるならあのパーツと言った様に、作った柱をどんな風に使いやすくするかで選んでいきます。
とは言っても、慣れている人ではないと思い浮かばないと思います。
それでは実例を見ながら、どんな風に仕上がるのか見ていきましょう。
柱に付けるDIYパーツの特徴とポイント
棚受け金具(ブラケット)
棚受け金具は、化粧板などの棚を置く支え部分を作る金具です。
この棚受け金具は、ブラケットとも呼ばれサイズが色々あるので、棚の幅に合わせて選ぶ事が出来て、棚の先まで強度が欲しい時に選びやすいです。
基本はL字の形ですが、デザインが色々あるのでインテリアのアクセントに選ぶ事も出来ちゃいます。
柱にブラケットを水平になる様に取り付けて、板を固定すれば棚が完成してしまうと言う、シンプルだけど有能なDIYパーツになります。
- 柱+棚作りの金具
- 前に飛び出す幅の広い棚に使う
- デザインが豊富でアクセントに
棚柱(チャンネルサポート・ガチャ柱)
棚柱は、チャンネルサポート、ガチャ柱とも呼ばれ、細長い一定間隔で穴が開いている棚の高さ位置を変えられる金具です。店舗での商品棚でも使われていますね。
棚柱の取り付けのポイントは、ネジ穴の部分にネジの頭が隠れるように頭の部分が平らな皿ネジを使う事、そして、水準器を使って水平に固定する事です。
2本使いなら穴の位置が同じで平行に取り付ける、1本使いなら垂直に取り付ける事がポイントです。
迷った場合は有名なロイヤル社製を選べば間違いないでしょう。
さらに棚柱の強みは「ブラケット」にもあるんです。
- 棚柱は棚の高さを変えられる穴付きの金具
- 垂直・水平・並行に取り付けることが重要
- 充実したブラケットにも注目!
棚柱に使うブラケット
棚柱に取り付けるブラケットは、非常に種類が多いので使い分ければより幅広い棚が出来上がるんです。
- 木の棚受けの「木棚用ブラケット」
- ガラスの棚受けの「ガラス棚用ブラケット」
- パイプが通せる「ハンガーブラケット」
- スカートやジーンズが掛けられる「スラックスハンガー」
など、ブラケットを変えるだけで収納の内容も変えられるので、陳列棚の様に壁面収納ながらディスプレイの様にアレンジも出来ちゃうんです。
迷った場合や追加購入を考えるとロイヤル社が選びやすいと思います。
- 棚柱と合わせて使うブラケット
- 使い方が違う豊富なブラケットもある
- 種類が豊富なロイヤル社が選びやすい
L字の金具
L字の金具、棚を垂直に固定したり、棚を置く場所を作ったり、柱の補強にも使えます。
2×4(ツーバイフォー)の専用の金具もあるので、サイズを計らなくてもピッタリと補強する事も出来ます。
デザイン性はブラケットに劣りますが、柱の幅に合わせて前に飛び出さない棚を固定するだけならL字の金具が使いやすいと思います。
前に棚が出るタイプの場合は、L字の金具だと補強の面で
- 棚の補強に使う金具
- 柱の幅に合わせた棚づくりに
有孔ボード(ペグボード)
有孔ボード(ゆうこうぼーど)はペグボードとも呼ばれ、一定間隔に穴の開いている板で、柱に取り付けることで穴付きのカベが出来ます。
有孔ボードを活かすには、有孔ボードの穴に取り付ける色々なフックを付けることで、掛ける場所、置く場所が作れます。
ネックレスを掛けたり、BOXを固定してインテリアにしたり、フック小さい棚を掛けたりと、アイディア次第で実用性のある棚からインテリアまで楽しめます。
柱の部分も有孔ボードの穴を使いたい場合は、柱と有孔ボードの間にワッシャーを数枚かませて木ネジで固定すれば、柱と有孔ボードの間に隙間が出来るので、柱の場所を気にすることなく穴を使う事が出来ます。
購入を検討している場合は、穴と穴の距離が決まっているので事前にチェックして下さいませ。
有孔ボードは、穴を使えばフックを刺している位置を自由に変えられるのが強みですね。
- 穴が一定間隔にあいている板
- 穴にフックを差し込んで
- 自由度の高い壁面収納に出来る
木の板
木の板は、柱に取り付けて壁にしたり棚として使用します。
木の板は、化粧板、古材、無塗装の板など、色々な板があるので使い分けたいですね。例えば、
- 棚として使うなら「化粧板」
- ヴィンテージ感を出すなら「古材」
- ペンキを塗って使うなら「無塗装の板」
などですね。インテリアに合わせて古材を使ったり、無塗装の板を好きな色のペンキで塗るのも良いですよね。
柱だけでなく板の部分も壁紙の様に好きな見た目にしましょう♪
- 木の板は色々な種類あり
- インテリアに合わせて見た目で選べる
- 好きな色に塗るのも人気
落下防止バー
落下防止バーは、金属製の棒で棚に置いた物が手前に落っこちてこない様にする支えになります。
板や金具が前に出ないので洗面所や廊下など狭い場所のスペース節約にも一役買ってくれますし、身体が触れたり地震でも落下しなくなるので安全性も高まります。
柱の幅で、タオルやボトルなど同じ形の物をたくさん置く場合や、雑誌の様に前に倒れやすい物を置く場合に重宝するアイテムですね。
木の板を正面から留めるのが手軽ではありますが、正面がフラットにならないのがデメリットですね。
専用の落下防止金具はなかなか値段が高いので、タオル掛けのアイアンバーや紐などでもリーズナブルな価格でで落下防止になりますよ♪
- 狭い場所の棚で役立つ
- 身体が触れたり地震でも物が落ちなくなる
- 同じ物を並べて置く場合に便利
金具の取り付けのポイント
水準器を使って真っ直ぐに
水準器を使う場面は、柱と金具の取り付けの時に役立ちます。
高性能な水準器は必要ないので、縦と横が見られる水準器を選びましょう。また、iPhoneアプリのコンパスを開いて、横にフリックすると水準器アプリが使えます。
DIYで使う場面が出てくるので、一つ持っておいても良いですね。
角や先に注意
金具や板は、ぶつかるとケガをしてしまう危険なモノでもあります。
フックなら先の部分、木の板なら角などのぶつかればケガをしてしまうような部分には注意しましょう。
特に目線の高さや、見えにくい足元、狭い場所などは、動線に木や金具が出っ張ってしまわない事がベストです。
つまずいて目元にぶつかったら非常に危険なので、安全面も優先的に考えて設計して下さいね!
まとめ
ディアウォールやラブリコを使って、木ネジを打ち込む為の柱があれば、出来る事が一気に広がります。
今回は、ディアウォールやラブリコを使った時の軸となるDIYパーツを紹介しましたが、まだまだ凄腕の方の実例やアイディアは非常に多くあります。
住まいを傷つけなければ失敗してもOKなので「こうしたい」を形に出来るように、色々アイディアを出し合って楽しんでくださいね!
今回お借りしたステキな写真は、instagramの各投稿者様のページより埋め込みコードを利用してお借りしています。