枕はベッドのマットレスと同じく、快眠を得るために重要な寝具のひとつです。
枕の種類は非常に多くなかなか寝心地を試せませんが、寝心地を良く自分にピッタリの枕は高さや硬さだけではなく、素材もとても大切です。
今回は、より寝心地良い枕を選ぶためのポイントを9つの紹介します。
枕選びの決め手になる「中綿素材」
枕の中綿素材と言えば、そば殻や綿など硬さや好みで選びますよね。
特に硬さで決めることも多いですが、枕選びの肝ともいえるのが中綿素材なんです。
枕の中綿素材は、
- 硬さ・柔らかさ
- 通気性の良さ
- メンテナンス性
- 寿命の長さ
- 音や香り
など、寝心地に関する事が詰まっているんです。
ですので、今まで使っていたのが綿だった場合でも、他の素材をチェックしてみると相性の良い中綿素材が見つかる可能性もあります。
枕を選ぶときの9つのポイント
ポイント① 枕の硬さ、柔らかさ
枕の硬さや柔らかさの決め手は中綿素材になります。
硬さを分ける目安としては、
- 硬めが良い場合・・・そばの実、パイプ
- 柔らかめが良い場合・・・ポリエステルなどの綿、羽根、羽毛
- 包まれる柔らかさ・・・低反発、ビーズ
が主な硬さ分けになります。
体系や顔の大きさ、そして感覚的な好みまで人それぞれ相性があるので、1人に1つ自分で決めて選びたいですね。
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ポイント② 枕の高さ
立った時のS字の体勢が負荷のかからない姿勢で。
この立った時のS字の姿勢で寝られる枕の高さが首や肩に負荷が掛かりにくいんです。
がっちり体形、男性の方は、高めの枕を選んだり、スリムな方や女性の方は、低めの枕を選ぶ傾向があるようです。
ただ、人それぞれ違うので、今までの枕を使用していた経験や寝てみて寝心地の良い枕の高さなどの感覚的な部分も大切です。
寝付くまでに寝ていて苦しくない、寝返りを打ちたくならない様な高さも目安になりますね。
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ポイント③ 通気性の良さ
枕の通気性が良いと、汗を吸湿、発散してくれます。
通気性の良い素材としては、そばの実、パイプ、羽根、羽毛などの素材が代表的ですね。
通気性が良いと熱がこもりにくいので、夏場の枕として用意しておくと暑さ対策の1つになります。
ポイント④ 香りについて
素材独特の香りを楽しみたい方は、そばの実になります。
ニオイは無いほうが良いと言う方は、ポリエステルやパイプ素材を選びましょう。
人工的な素材は臭わない傾向の様ですが、低反発に関しては新しいうちは独特の香りがする場合があります。
ポイント⑤ 虫が付きやすい素材、付きにくい素材
どの枕でもほったらかしにすれば、ダニなどの害虫が付きますが、天然素材は虫が付きやすく、人工素材は虫が付きにくいと言われています。
ただ、商品にするまでの作られる過程やグレードもありますし、日ごろのお手入れをするかしないかでも虫の付きやすさが変わります。
ですので、一概に天然素材が虫が付きやすいと言うわけではなく、同じそば殻だとしても虫が付きにくいそば殻もあるんですね。
天然素材の中綿を選ぶ場合は価格だけで選ばないで、作られる工程で虫を寄せ付けないような工夫がされているかもチェックしましょう。
ポイント⑥ メンテナンス性
メンテナンス性は、清潔に保って、長持ちするために必要なポイントです。
見る部分として、
- 水洗い可能か、不可か
- 天日干しか、陰干しか
と言った日頃から手軽にメンテナンス出来る事がポイントです。
メンテナンスの方法は素材毎に異なりますが、実際の表記をチェックするのが間違いありません。
ポイント⑦ 枕のサイズ
大きい枕が良いか、小さな枕が良いかは、基本は好みのサイズになります。
主流の枕サイズは、43cm×63cmですが、寝返りの打ちやすさも変わるので、人によって適したサイズはバラバラと思ったほうが良いですね。
また、枕の形が変わっていたりする、専用に作られている場合は、サイズは決まっています。
ポイント⑧ 枕の形
-
- スタンダードタイプ(長方形の一般的な枕)
- ダブルサイズ(スタンダードタイプよりも長い)
- くぼみがある(頭部分がくぼんでいる)
- 波型(低反発の枕で多くみられる)
- サポートタイプ(頭だけでなく、肩もサポート出来る)
- 抱き枕(横向きに寝る時のサポート枕)
が主な枕の形としてあります。
色々な形に対してサイズが大きい枕もあり、寝がえりをうちやすいダブルサイズを1人で使用する方も居ます。
ポイント⑨ 素材の音
- 少し動くと音がして気になる人は音のしない素材
- 独特の音が好きな方は、音のする素材
と、寝た時に素材の音がするかしないかも選ぶポイントになるでしょう。
音のする素材は、そばの実やパイプなどで、敏感な方は音のしない素材を選ぶとストレスが少なくなりますね。
まとめ
枕の選び方は、素材で多くの事が決まってきます。
実際に寝てみないと分からない事もありますが、一般的に言われている選び方が、正しい選び方とは限らず、幅広く見る事も選び方のひとつです。