枕の高さは、マットレスや敷布団と並んで寝心地を決める大切な寝具の一つです。
正しい寝姿勢をキープする上で大切なのが枕の高さです。
枕の高さは、中の素材で沈み具合が変わりますので、市販の枕を何となく買っても、あなたにピッタリの高さとはなりませんよね。
枕の高さは、実際に寝る環境で枕の高さを調整する事がベストなんです。
今回は、実際に寝る環境で出来る枕の高さを調整する2つの方法を2つ紹介します。
枕の高さ調整が必要になっているヒント
枕は、マットレスや敷布団とは違い高さ調整しやすい寝具ですが、そもそもどんな時に高さ調整が必要かと言うと、
- 朝起きると首や肩が痛い事がある
- 寝る時に手で高さ調整しているクセがある
- 枕のへたりが大きい
など、枕が沈み込んでいたり、元々高さがあっていない事を自然と身体からサインが出ている事があります。
また、長い期間枕を使っていると中綿がへたってボリュームが無い事もあるので、一時しのぎであれば高さ調整して使っても良いと思います。
ただ、へたりが大きくなると高さを調整するよりも買い替えたほうが良いですね。
枕でしたら比較的買いやすいので、買い替えも検討して下さいね。
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自宅で枕の高さを調整する2つの方法
高さ調整① 枕にタオルを挟む
枕にタオルを入れることで高さの調整をする事が出来ます。
家にあるタオルを枕の下側に入れて高さを調整し、寝ている間にタオルが動かないようにします。
タオルを動かないようにするには、筒状の枕カバーの中に入れるのが手軽かと思います。もちろん、チャック付きの枕カバーでも良いですね。
今使っている枕でも気軽に高さ調整できるのが、タオルでの調整ですね。
高さ調整② 素材を補充できる枕を選ぶ
市販の枕の中でも、中の素材を増やしたり減らしたり出来る補充口がある枕があります。
補充口から中綿を入れることが出来るので、高くしたり低したり細かい高さ調整出来るのがメリットです。
また素材のへたりを感じたら交換したり、その都度補充も出来るのでおすすめです。
へたりを考えて長い期間使うなら、中綿を追加したり減らしたりできる枕は、高さに敏感な方におすすめですね。
高さを調整する時のポイント
寝る姿勢は1人なら鏡を見ながらチェックしても良いですが、2人暮らしであればパートナーに確認してもらいましょう。
まず横向きで寝て、顔の中心から身体にかけてのラインが寝具と水平になるのが理想の寝姿勢です。
目安となるのは、
- 頭側が低く傾いている場合は、枕が低い
- 頭側が高く傾いている場合は、枕が高い
という事になります。
細かく言うと仰向けに寝た時に「顔のラインと水平のラインの角度が5°」、首の角度が15°とも言われています。
ただしあくまで目安になるので、苦しい角度に感じる場合は皆さんの感覚を大切にして、少しずつ調整していきましょう。
いつも使っている寝具と一緒に高さ調整をする
枕の高さの調整は、いつも寝ている寝具を使って高さを調整するのがベストです。
いつも寝ている寝具は、敷き布団、ベッドマットレス、ベッドパッドなどのクッション性のある敷物と一緒に、仰向け、横向きなど向きを変えて高さをチェックするようにしてください。
いつも使っている寝具で調整できるのであれば、少しずつ調整していくと首への負担も少ないですね。
まとめ
理想的な角度は一般的な物ですが、マットレスや布団だけでなく、肩こり、頭痛、肩の痛みの改善になりも繋がり、神経の圧迫を軽減出来ます。
2人暮らしであれば、寝姿勢の確認もチェックしてもらえますし、自宅で枕の高さ調整の方法で、理想の枕の高さで寝てくださいね。