湿気の高い場所で発生するカビは、気軽にパッと掃除出来ない厄介なモノの一つですよね。
特に梅雨の季節はどうしても湿気が多くなってしまいカビが生えやすい季節でもあります。
カビが生えてから掃除するのも大切ですが、カビが生えないように防止する事でカビ掃除の頻度を少なくすることが出来ます。
今回は、湿度の高くなる梅雨が来る前のカビの発生を抑える住まいの防カビ対策の方法を10個紹介します。
カビが生える場所は浴室だけではない
皆さんの家でカビが発しやすい場所はどこですか?
多くの方は浴室になると思います。
ただ、カビは、お風呂以外にも洗濯槽、窓際、押入れ、クローゼット、寝具など色々な場所にカビは生えてしまうんです。
カビが生える原因は、20℃から30℃の温度と65%の湿度、そして栄養分となっています。
3つのカビが発生する条件を聞くと、お風呂はまさにカビが生えやすい場所になっていますね!
それでは、比較的簡単に出来る防カビ対策を見ていきましょう。
簡単にできる防カビ対策10選
出来る限り水分を取り除く
原因となる水滴を取ると言うすごいシンプルな防カビ対策ですね。
水滴を取る方法は、カラ拭きで吸い取ったり車のワイパーの様に使えるスクイージーは、お風呂場のタイルや結露した水滴を落とすのに便利です。
カラ拭きで拭き取る場所としては、お風呂、窓だけでなく、水分が飛び散ったキッチン回りや、洗面台周りも対象となります。
タイルや壁紙、フローリングなど、目に見える水滴を取ってしまいましょう。
防カビ剤を使う
有名な防カビ剤のルック おふろの防カビくん煙剤は、除菌成分の銀イオンによって浴室内を除菌する事で、カビが生えづらくなるとのことです。
私もほんとに効くの?と思っていたのですが、カビが生えにくくなっていると体感できています。
定期的に使わなくてはいけませんが、お風呂の黒カビを防止するのに便利な防カビグッズですね。
換気扇を回す
お風呂場、キッチン、トイレなどの換気扇は出来る限り回しておきましょう。
回すタイミングは、お風呂に入っている時、入った後の数時間、キッチンで茹でたり炒め物をする時、トイレは臭い対策にもなるので回し続けても良いです。
浴室乾燥機だと電気代は高めになってしまいますが、お風呂、キッチン、トイレの小さい換気扇であれば消費電力も少ないので、24時間つけっぱなしでも数百円程度なんです。
音が気にならなければ、カビ掃除の手間を考えると回し続けたほうが良いですよね。
節約したい場合は、湿度計を設置して置いて、湿度が下がるまで換気扇を回すとより節約できますね!
窓、ドア、蓋を開けて湿気を逃がす
換気扇が回せない場所は、湿気がこもらない様に換気する事がポイントです。
洗濯機の蓋を開ける、窓を開けて換気する、押入れクローゼットの扉を開くなど、扉を開けて風通しを良くしましょう。
換気すると、温度差が少なくなって結露しにくくもなります。
地域によっては、防犯の面から窓を開けて換気などが難しい場合もあるので、出来る限りの換気をしましょう。
風通しが良い部屋にする
風通しを良くすることで湿気がこもらないようにします。
窓を開けて換気すれば風通しは良くなるのですが、換気する場所が風を通さないと意味がないですよね。
ですので、風が通らない様な家にするのではなく、風通しがよくなる様にしておきます。
例えば、家具と壁の間を開ける、窓の前にモノを置かない、換気扇のフィルターの目詰まりを掃除するなど、風が通る場所は遮らない様にしておきましょう。
50℃以上の熱いお湯をかける
カビは、菌の一種で50℃以上の熱いお湯をかけると、カビ退治する事が出来てカビの発生を抑えることが出来ます。
お湯をかける頻度は週に一度だけと言う手軽さ。
熱いお湯をかけられる場所はお風呂場になりますが、お風呂掃除をした後に給湯器のリモコンで50℃以上の熱い温度に変えてお湯をかけておきましょう。
熱いお湯をかける方法は、日常的な防カビだけでなくカビ掃除をする前にかけるのも効果的です。
一つ注意点は、熱いお湯を扱うという事です。床と周りのカベだけなど目線より低い場所だけお湯をかけるようにして、高い場所は止めておきましょう。
消毒用アルコールで除菌する
カビは菌なので、除菌をする消毒用アルコールをかけると防カビ対策出来ます。
消毒用アルコールは、防カビだけでなく、キッチンでの除菌や掃除にも使えるので結構幅広く使えます。
エタノールを薄めて使う方法もありますが、食品にも使えるパストリーゼ77がオススメです。
消毒用アルコールの注意点は、ワックスのかかっているフローリングなどにかけてしまうとワックスが白くなってしまったり、家具などは変色の恐れがあるので、木材には使わない方が良いのでご注意下さい。
結露対策をする
エアコンをかけて外部との温度差が出来ると窓が結露しやすくなります。
窓が結露すると水滴が下に垂れて、サッシ周りに黒カビが生えてしまいます。
と言っても結露して垂れた水滴を取るのは結構な手間がかかりますよね。
そこで、吸水シートで結露した水滴を吸収したり、断熱シートを貼って結露しにくくしたりします。
関連 窓ガラスだけじゃダメ!窓の結露対策のコツと対策グッズの注意点とは
除湿機を使う
除湿機は、湿度を調整するのに役立つ家電ですね。
機械なのでスイッチを入れるだけで湿気を取ってくれる優れものです。
除湿機は色々な面で効果的で、湿気取り、結露防止、洗濯物が乾きやすくなる、服が湿っぽくなりにくいなど色々メリットがあります。
除湿機の中には、部屋干ししている洗濯物に風を当ててくれる優れた機能もあるので、部屋干しを多くする方にとっては、一つあって損しない家電です。
関連 除湿から部屋干しまで!住まいに最適な「除湿機」の選び方
除湿剤を置く
除湿剤を置いて湿気を取ると言うシンプルな方法ですね。
除湿剤の強みは、小回りが利くところです。
押入れ、クローゼット、ベッドの下など色々な場所に置くだけで湿気を取れます。
定期的な交換が必要になってくるので、風通しの悪い場所、なかなか換気出来ない場所に置くと良いと思います。
まとめ
こうやって一覧にしてみても防カビ対策って結構ありますね。
防カビは、一見すると手間がかかりますが、後でカビ取りをするよりも手間がかからずずっと簡単だと思います。
特に換気扇と除湿機はスイッチ入れるだけの手軽な防カビ対策ですね。
基本は湿気を溜めない事になるので、住まいに合ったやり方で防カビして下さいね。