収納付きベッドは、収納スペースがない方に人気の高いベッドの種類です。
収納付きベッドは、ベッド部分を持ち上げて収納を開く跳ね上げ式、ベッド下の引き出しを引く引き出し式に分かれます。
この2つの収納の種類には特徴がありますので、それぞれのライフスタイルや部屋の大きさによって最適な収納付きベッドというのが変わってきます。
収納付きベッドのポイント
収納付きベッドは、収納力に目がいきがちなのですが、大切なポイントは収納する方法だったりします。
収納する方法がめんどくさいと、取り出すことすらしなくなり、ただの物置になってしまいます。
どれだけラクに収納でき、どれだけラクに取り出せるかは非常に大切なポイントですよね。
収納付きベッドは収納場所が寝る場所の下になってしまうので、使いやすさを重視して選んでいきましょう。
収納付きベッドの種類と特徴
跳ね上げ式の特徴
【収納の開き方】
- 足方向から上に開くタイプ
- 横方向から上に開くタイプ
- すのこや畳が蓋のタイプ
【メリット】
- 大きい物も収納する事が可能
- 上にあけるので、周りを気にせず開けられる
- 大きい開口で、視認性が良く出し入れしやすい
【デメリット】
- マットレスを乗せて開くので種類によっては重い
- すのこの場合は、マットレスをどかさない開けない
- シリンダーが壊れた場合の対処を考えないといけない
跳ね上げ式の収納付きベッドの特徴としては、マットレスを置くフレーム部分が蓋となっているので、蓋を持ち上げて下の空間を収納として利用します。
跳ね上げ式の場合は、ガス圧シリンダーが付いていると負荷が少なく上げる事が出来ますが、長期間の使用で、ガスが抜けて圧力が抜けていくと、シリンダーの交換になります。
その為、アフターメンテナンスがしっかししている所、部品交換が可能なショップを選ぶ事が大切になります。
引き出し式の特徴
【収納の開き方】
- 引き出しを横に引く
- すのこや畳の蓋をどかす
【メリット】
- 持ち上げる手間が無い
- 種類により小分けの収納が出来る
- 左右に入れ替え可能の種類がある
【デメリット】
- 引き出しだけだと収納量は大きくない
- 物を入れすぎると引き出しが重い
- 引き出すという事から周りにスペースが必要
引き出し式ベッドの収納スペースとしては、引き出し収納が半分、残りの半分はマットレスの下が収納スペースとなります。
例えば、縦半分引き出しの場合は、残りの半分はをマットレスをどかす事で収納スペースとして利用できます。
引き出し式は、跳ね上げ式に比べると収納力という点、スペースを使うという点では劣ってしまいます。
引き出しタイプの収納付きベッドを選ぶ場合は、ベッドフレームだけでなく、引き出した時のサイズ、引き出しはどちらの方向に開くのかを確認しましょう。
ベッドルームでは、引き出しを最後まで引き出せて座って物を取りだせるサイズが理想ですね。
跳ね上げ式と引き出し式で迷ったら
跳ね上げ式タイプを選ぶ場合
- 大きな物を収納したい
- ベッド周りにスペースの余裕が無い
- 頻繁に物を出し入れしない
- 湿気に強いモノを収納したい
と思っている方は、跳ね上げ式タイプの収納付きベッドが良いでしょう。
跳ね上げ式は、頻繁に物を取り出すことには不向きなので、大型であまり取り出さない収納に適しているでしょう。
湿気の事を考えるとほったらかしはカビの原因にもなるので注意して下さいね。
関連 湿気があるから本当に入れちゃダメ?収納付きベッドに入れる物とは
引き出し式タイプを選ぶ場合
- 部屋のスペースに余裕がある
- 頻繁に物を出し入れする
- 大きな物は収納しない
- カテゴリ別に収納をしたい
などを目的としている場合は、引き出しタイプの収納付きベッドが良いでしょう。
引き出しの場合は、サッと取り出せるのも強みですね。
引き出しタイプの場合、右でも左でも開けるタイプを選ぶか設置した時に引き出したい向きを確認しましょう。
まとめ
跳ね上げ式、引き出しタイプも比較する項目としては、収納を開ける方向、収納力、メンテナンス性に違いがあります。
生活スタイルや、部屋の広さによって決まるので、ライフスタイルに合わせて収納付きベッドを選んでくださいね。