夏に向けて気温が上がる季節になるとそろそろかなぁと用意し始めるのが、暑い日を快適に過ごす為のアイテムたちですよね。
夏に欠かせない代表的な家電と言えば、エアコンや扇風機です。
他にもサーキュレーターや冷風機と言った季節家電がありますが、良く分からないから使用しないなんて事もあるかと思います。
今回は、暑い日や夏場を快適に過ごす季節家電を4つ紹介します。
目的別に使う事が大切
部屋の温度を下げ適切な温度にする事は非常に大切で、「ワシの若いころはこんなモノに頼らず・・・」などと言った頑固話、昔話は切り捨てます!
温暖化と言った環境の変化や技術の発展もあり、熱中症の予防や冷房機器があるわけで、頑固に使わない事により熱中症になってしまっては本末転倒です。
冷房機器はストレスを減らして快適に過ごす事、そして年齢で気温に対して鈍くなった人には、気温を見ながら積極的に使う事もしなくてはいけないのです。
ですが、積極的に使いたいと言っても夏場の季節家電は、部屋の空気を冷たくする、風を送るので冷やすことになります。
気温が高くてもガンガン冷やす家電が苦手な方も居るので、どの様に涼しくしてくれる家電なのか、体調が崩れない様な季節家電を選びましょう。
涼しくする4つの季節家電
扇風機
【特徴】
- 羽の回転で風を送る
- 省エネ性能に優れている
【価格】
- 安ければ5千円以内で十分買える
- 高くなると1万円程度の値段になる
- 付加価値で価格も変わる
説明不要なぐらいメジャーなアイテムです。住まいに一つ、または一部屋に一台はあるであろう一般的な暑さ対策機器の一つが扇風機ですね。
比較的安価で壊れた場合でも交換しやすい値段で、リモコン付き程度の機能性であれば5千円以内で十分購入する事が出来ます。
大きいサイズから小さいサイズまであるので、リビングやキッチンなどコンセントを刺すことが出来れば場所を選ばずに使用できるのが強みでもあります。
ただし、周囲の空気を送るだけなので、気温が高い場合は扇風機の風だけでは涼しくならない場合があるのがデメリットです。
価格が高価な扇風機は、DCモーターを使用していたり、大型の羽、羽の枚数が多い、センサーで自動風量調整などと言った、付加価値になります。
扇風機はこだわりが無い方でもリモコン付きの方がラクなのでオススメです。
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サーキュレーター
【特徴】
- 幅の狭く遠くまで届く風が出る
- 風の特徴により空気を循環させる
【価格】
- 3千円程度から1万円程度
- 対応畳数や機能性で変わる
一見すると扇風機の形が違うバージョンに見えますが、真っ直ぐな風を送るので、室内の空気を循環する空気循環器になります。
夏場の場合サーキュレーターの性能が発揮されるのは、「エアコンと一緒に使用する事」です。
冷たい温度の空気は下へ溜まり、天井の方は人が行かないので良いとしても、私たちが座る場所によって寒かったり暑かったりします。
そんな場合は、サーキュレーターをエアコンの風が当たる辺りに置き、風を循環させることによって、冷たい空気と暖かい空気のむらを無くし、エアコンの効率を上げることが出来ます結果、エアコンの温度を1度、2度上げられるので電気代削減に繋がるのですね。
補足になりますが、除湿器と使用すれば効率よく除湿でき、例えば部屋干しで服を乾燥させる場合にも効率的な除湿により乾燥ムラを軽減できると言われています。
サーキュレーターは人を冷やす目的ではない事がポイントになります。
冷風扇
【特徴】
- タンクに水を入れて使用する
- 気化熱で熱を奪う
- 温風、加湿、冷風と切り替えできるモデルもある
【価格】
- 1万円前後の値段が多い
冷風扇は、フィルター部分に水が含まれ、外気の暖かい風が通り、気化熱で熱を奪い涼しい風が出ると言う家電です。
箱型の冷風扇が多く、タンクに水の入る量が多いのですが、選ぶポイントが大切でタンクが外せれば給水のしやすさ、掃除のしやすさに繋がるという事です。
タンクが外せないタイプは、水の補給が大変だったり、掃除がしにくいなどのデメリットがあります。
タンクを外せる事は使いやすさと共に衛生面でも重要なポイントになるでしょう。
補足として、ただの水だけだとイマイチ涼しくない場合は、水の温度を減らすように氷や保冷材を入れるとより冷えるようになります。
扇風機よりも涼しさを期待できますが、水を補給する手間がかかる、給水フィルターの掃除があるのがデメリットですね。
エアコンと組み合わせて使うなら素直に扇風機を選んだほうが良いでしょう。
ミストファン
【特徴】
- 羽が回る事で風を送る
- タンクに水を入れミスト(霧)が出る
- 気化熱で熱を奪う
- 加湿器の効果もある
【価格】
- 1,000円以下~1万円程度
ミストファンは水を使用して羽部分からミスト(霧)が出る扇風機になります。
水が出るから涼しいと言うわけではなく、簡単に言うと霧状になった水が気化する際に熱を奪う事で温度を下げると言うわけですね。
イメージとしては、道路に水を撒くと涼しくなったり、服が濡れたまま過ごすと寒くなったりするのも気化熱となりますので、分かりやすいイメージかと思います。
冷房を設置できない場所でも活躍でき、扇風機よりも涼しさを期待できますが、水を補給する手間があるのでもし水を補給しなくなると大きい扇風機になってしまうので注意しましょう。
またタンク部分や周りの掃除は必要なので、少しメンテナンスに手間のかかる部分はあります。
扇風機よりも大型になってしまう事もありますし、エアコンと組み合わせて使うなら素直に扇風機を選んだほうが良いでしょう。
まとめ
今回紹介した夏の季節家電の中では、扇風機とサーキュレーターは安定した人気で種類も多く、ミストファンと冷風扇は賛否両論に非常に評価が分かれます。
メンテナンス性、分かりやすい性能、使いやすさを総合すると、扇風機、サーキュレーターが選択肢も多く価格とのバランスが取れていると思います。
寒がりの人には風を当てず、暑がりの人にみ当てたりと使い方も自由なので、2人のライフスタイルに合わせてサイズや種類を選んでくださいね。