ソファに使用されているウレタンは、ウレタンフォームとチップウレタンという主に2種類のウレタンがあります。
このウレタンはソファにはかかせないクッション材ではありますが、ウレタンという言葉は良く聞いてもウレタンフォームと聞いてピンとこない方もいるでしょう。
今回は、ソファの中素材で重要なウレタンフォームとはどんなモノなのかを紹介します。
ウレタンフォームとは
ウレタンフォームとは、一枚板のウレタンで、原材料を混ぜて発泡させて作成するウレタンになります。
このウレタンフォームには、高密度ウレタンフォームと低密度ウレタンフォームがあり、高密度のウレタンフォームは、空気の隙間が小さく、低密度のウレタンフォームは、空気の隙間が大きいウレタンになります。
高密度と低密度の違い
高密度ウレタンフォームは、空気の隙間が小さいのでへたりづらいウレタンになります。座り心地としてはしっかりした硬めの座り心地です。
低密度ウレタンフォームは、空気の隙間が大きいので、高密度に比べてへたりが早く来るウレタンになります。座り心地は空気の隙間が大きい為柔らかい座り心地です。
ソファで使うウレタンフォームの構造
- 上部に低密度ウレタンフォーム
- 中心部分に高密度ウレタンフォーム
- 下部にチップウレタン
のサンドイッチの様な構造が基本になっています。
ウレタンのクッション材にプラスして、ウェービングベルトやポケットコイルなどが組み合わさり、座面の硬さに違いが出ます。
高密度ウレタンフォームの方が優れている?
利点を聞くと高密度ウレタンフォームの方が、優れているように聞こえますが、高密度と低密度を合わせて使用しているソファもあります。
低密度と高密度のそれぞれの役割は、
柔らかい低密度ウレタンは、身体に触れる近い部分に使用して座り心地が良くなる。
しっかりした高密度ウレタンはウレタンの土台部分として使用している。
と言った役割があるので一概に高密度ウレタンが良いとは言えません。
高密度ウレタンフォームを選ぶ場合は
ソファの種類の中で高密度ウレタンを選んだほうが良い場合は、ウレタンのみ使用しているソファですね。
フロアソファで衝撃吸収材などを使用せず、クッション材のみの場合は、高密度ウレタンフォームの方がしっかりした座り心地で結果的に、へたりづらいソファになります。
まとめ
ソファを選ぶ時に、クッション材であるウレタンフォームは硬さを選ぶポイントにもなります。
それぞれ特徴がありますので、ウレタンフォームに注目するのも座り心地の良いソファを選ぶときのポイントになります。